私が所有しているカングーは、ルーフレールは装着されていないためルーフボルトが取り付けられています。ボルトと言っても金属ではなく樹脂製なため、経年劣化によって白ボケて残念な感じになってきます。

そのままでも問題はありませんが、最近はこの白ボケが気になってきたのでリフレッシュもかねて交換することにしました。

これは私の体感の話になってしまうのですが、ルーフレールを装着しているカングーの方が多い気がします。割合でいうと、装着しているカングーが7~8割ぐらいかな?といったところです。個人的にはルーフレールはあったほうがカングーっぽくて好みなのですが、新品で購入すると4万円を超える(2020年当時)ので私は購入しませんでした。中古車などで元々装着されていたらそのままにすると思います。

そのため、私のように同じ悩みを抱えているオーナーさんは少ないかと思いますが、少ないからこそ記事にしていこうと思います。

1.劣化したルーフボルトの現状確認

まずは劣化したルーフボルトの確認から。まずは運転席の上。

続いて運転席側の後ろ。

次は助手席の上。

最後は助手席の後ろ。

中々残念な感じになっていますね。カングーは背が高くさらにルーフなので目につきにくい為まだマシなのですが、このような部分がドアミラーやバンパーなど、視界に入りやすい場所にあると車が古く見えてしまいますからね・・・。

今回はこちらを交換していきたいと思います。

2.交換するルーフボルト

交換するルーフボルトはこちら。

こちらのルーフボルトですが、新品ではなく中古品になります。

いつぐらいの事か忘れてしまいましたが、カングーを購入したディーラーの店長に「カングーのルーフボルトって余ってませんか?」とダメもとで聞いてみたところ、「ありますよ!使うことがないので差し上げます!」と言って頂いたものがあるんですよね。しかも2セットも頂きました。店長ありがとうございます。そのため車両に装着しているものも含めると、私はルーフボルトを3セット所有しています。

冒頭でも述べましたがカングーはオプションのルーフレールの装着率が高いので、もしかしたら外して余ってるものがあるのではないかと思ったんですよね。見事にビンゴでした。

実は交換前の白ボケているルーフボルトは頂いたものの1セットで、約1年前に交換していました。今回取り付けるルーフボルトは頂いたルーフボルトのもう1セットになります。さらにそのルーフボルトを私がスプレー缶で塗装したものになります。

塗装は約1年前に完了しているため塗装の工程を細かく紹介できませんが、大まかな流れはメモに残してあったのでそちらを紹介します。

  • 800番ペーパーで足付け
  • シリコンオフで脱脂
  • ミッチャクロン➡10分乾燥
  • マットブラック➡10分乾燥 ×4
  • マットクリア➡10分乾燥 ×3

使用した塗料は、ホームセンターのオリジナルブランドの「DCM 水性マルチスプレー」になります。今回の塗装のために購入したものではなく、家にあった使用途中の物で済ませました。

どれぐらいの耐久性があるのかは分かりませんが、1年ぐらいもてば十分でしょう。

3.ルーフボルト交換

では交換していきます。使用する工具はトルクスの「Tー40」になります。

取り外しました。パッキンを忘れずに。ってかパッキン部分の変色がすごいことになってますね。まぁこの状態で走行することはないので問題はありませんが・・・。

上の画像でルーフボルトの穴の奥を見ると、マイナスドライバーでも回せそうですが、個人的にはやめたほうがいいような気がします。

そして交換する塗装済みのボルトと比較です。ビックリするぐらい違いますね。

後はボルトを締めていけば完了なのですが、ボルトを締める際に一つ注意点があります。このボルトは緩めるときも締めるときも、終始重めの感触になっています。一般的な金属のボルトは、締めるときは締まり切った時だけ感触が重くなりますよね?緩めるときは緩める最初の時だけ力が要りますよね?この点の感触が全く異なるので注意してください。

特に締めるときに感覚が分からず、強く締めすぎてしまうとボルトの山を潰してしまいます。ええ、私は1か所潰しましたよ(笑)潰してしまうとルーフボルトは破損してしまい、車両側のネジ山も修正しないといけなくなります。

それを防ぐためには、締めこんでいく際にパッキンを見るように下の画像のように真横から見ながらネジを締めていきます。

真横から見ながらゆっくりと締めていくと、パッキンがルーフ全体に密着してわずかに潰れるのが分かります。少し潰れたらそこで止めましょう。心配なら何度か緩めたり締めたりを繰り返していけばだんだんと分かってくると思います。

4か所取り付けたら完成です。少し上から撮ってみました。

未塗装樹脂部分が黒くなるとパリッと引き締まりますよね。まぁ今回はルーフなので誰も気が付かないと思いますが(汗)

4.外したルーフボルト

外したルーフボルトです。

なかなかひどく色褪せてますねぇ・・・。このルーフボルトは「ワコーズ スーパーハード」を施工しようかな?悩むところです。

裏側と比較するとこのように。

5.おまけ(バックドアストッパー)

正式名称は分かりませんが、バックドアのヒンジ部分にも未塗装樹脂が使用されております。今回はバックドアストッパーと呼ばせてもらいます。

このバックドアストッパーも去年の9月ぐらいに塗装していました。こちらは車両に装着されているものしかないので塗装後にすぐ取り付けています。

1年ちょっと経過した現在の状態がこちら。運転席側の下から。

運転席側の上。テールランプの所ですね。

次は助手席側の上。

最後に助手席側の下。

ご覧になっていただいてすぐにお気づきかと思いますが、塗装が剥がれてしまっています。

ただ、バックドアストッパーの塗装に関しては、メモなどの記録が全く残ってなくて、私の記憶にも全くありません(笑)そのため、足付けはしっかりやったのか、ミッチャクロンは吹いているのか、ブラックやクリアの塗料は何回吹いているのかが全く不明です。

確実なことは、ルーフボルトよりも前に塗装していることです。

それと、バックドアストッパーの塗装は思い付きで作業したような記憶があるのでミッチャクロンは吹いていないような気がします・・・。

どちらにしても、バックドアストッパーはもう1度塗装しなければいけませんね。まぁこれぐらい小物ならチャチャっと済ませられるのでそれほど苦ではありませんが。ちなみにこのバックドアストッパーはラジペンがあれば数秒ですぐに取り外せます。