我が家にはフローリングの部屋がいくつかありますが、ほとんどワックスがけをしたことがなく表面は色褪せてしまっていたりガサガサになっていたり、場所によっては剥がれてしまったりしています。
そのままではイカン!!ということでワックスがけをすることにしました。
1.ワックスがけに使用する商品はこちら
使用するワックスはこちら。

リンレイの「色つや復元コート」です。実は去年の夏ごろに左側の「薄いブラウン系」は半分以上使用しており、右側の「濃いブラウン系」も痛みのひどい部分のみ施工し、少しだけ使用しております。その後残りの部分を施工しようと思っていたのですが、なかなかタイミングがなくて施工できずにいました。
今回は「濃いブラウン系」を残りの部分を含め2部屋にワックスがけをしていこうと思います。
2.現状確認
施工前に現状確認をしていきます。施工する部屋は「北の部屋」と「南の部屋」と表記させていただきます。
まず「南の部屋」から。


1枚目の写真で未施工個所の色あせ具合が分かると思います。去年の施工個所はそれなりにツヤが残っていますね。2枚目は去年施工している場所でフローリングの表面が傷んでいた場所です。このレベルまで傷んでいるとワックスをかけてもそれほど改善はしませんね。
「北の部屋」はこちら。

こちらは北の部屋で太陽の光が当たらないため少しわかりづらいですね。南の部屋と同様に色褪せてツヤがない状態です。
3.施工開始!
いきなり施工ミス
さぁ、施工開始です。・・・が、ここで一つミスをしてしまいました。
こちらの商品には説明書と専用のスポンジが付属しています。こちらの商品は去年使用しているため説明書は見ずにワックスがけを始めました。
以下に付属品の写真を載せておきます。


最初に北の部屋を塗りましたが塗っている最中は、「去年となんか違うなぁ。ワックスが1年前のものだから伸びが悪かったり固まるのが早いのかな?」と思っていました。
北の部屋を塗り終わった後に説明書を見ていると、下の画像の赤枠内の文章を発見。「これだ!」と確信しました。赤枠内に「水洗いして固く絞ってから」と記載されていますが、水洗いを忘れました。要するにスポンジを水で濡らしたほうがいいということですね。
説明書の一部をアップにします。

そのためだと思いますが、塗っている際の液剤の伸びが悪くムラになってしまいました。
すぐに水洗いをして固く絞ってから南の部屋のワックスがけを開始。・・・全然違う。塗りやすい。伸びる。ムラにならなくてキレイに塗れる。こんなにも違うもんかと思いながら南の部屋のワックスがけをサクッと終わらせました。
施工の注意点
ワックスを塗る際の注意点は4つ。
- 木目方向に塗っていく
- 半分ぐらい重ねながら塗っていく
- 塗る範囲を決めて順番に塗っていく
- スポンジを床から離す際はゆっくりと斜めに離す
以下それぞれの詳細の説明をします。
❶木目方向に塗っていく ❷半分ぐらい重ねながら塗っていく
まずは以下の写真をご覧ください。

「木目方向に塗っていく」はその言葉通りで木目に逆らわずに木目にならってスポンジを動かしていきます。木目に逆らってスポンジを動かすと引っ掛かる感じがして塗りにくいので、自然と木目方向に塗っていくと思います。
スポンジを少しずつずらしながら塗っていきますが、その際に1/2~1/3ぐらいを重ねて塗っていくようにすると塗り残しがなくキレイに塗れます。あまり重ねすぎると時間がかかってしまうので重ねていく幅は自分が塗っていきやすい程度にしましょう。
❸塗る範囲を決めて順番に塗っていく
何も考えずに適当に塗っていくと、どこを塗ったのか分からなくなったり出入口が1つしかない部屋だと出られなくなったりします。そのため私の家のフローリングの場合では、出入り口から1番遠いところをスタートにして4列ずつの1mぐらいの範囲で塗っていきました。
このように自分の中でルールを決めてしまえば間違いはほぼなくなりますからね。
❹スポンジを床から離す際はゆっくりと斜めに離す
こちらは説明書にも記載されています。

真上に持ち上げると下の画像のように泡が残ります。そのまま乾かしてしまうと見た目が悪く触った際にボコボコします。

泡になってしまった直後でしたら、もう1度重ねて塗ることでキレイになるのですぐに修正しておきましょう。
2~3回塗り重ねてキレイに仕上げよう!
説明書に記載通り、1度目を塗った後は30分以上乾かします。痛みが激しい場合はその部分のみをもう1度塗り、最後に全体をもう1度塗って完全に乾かしたら完成です!カラ拭きは不要みたいです。
4.完成!!
今回は北の部屋は3回、南の部屋は2回塗りました。
まずは北の部屋から。


次は南の部屋。


写真で見るとツヤの具合やムラなどは見づらいんですよね~。北の部屋はよく見るとムラになってるのが分かりますか?正直北の部屋は仕上がりに満足していません。2回目、3回目でムラを修正しようとしましたができませんでした。やはり最初に塗った際、スポンジを水洗いをしていなかったことが原因かと。
反対に南の部屋は満足のいく仕上がりになりました。ムラがなく全体のツヤ感もいい感じです。
5.ワックスがけが終わっての感想
ワックスがけ自体はそんなに難しくありませんね。スポンジを床から離す時だけ気を付けていればあとは普通のワックスがけと変わりませんからね。
施工が終わって気になった点を2つだけ。
1点目は使用中の液だれがひどいことですね。容器がとても汚れます。


どうでしょう?なるべく垂れないように気を付けていたのですがこんな感じになります。
完全に乾けば爪などで引っ掻いてあげるとぺりぺり取れていきます。保管しておく場合はキレイにしておきたいですね。

2点目は液剤の匂いです。臭いような不快なにおいではないのですが、施工後2~3時間窓を開けて換気をしても数日は多少においが残ります。苦手な方は辛いかもしれません。
最後に気になる点を記載してしまいましたが、私はとても満足しています。金額は約1500円で約18畳分塗れるらしいのでコスパは十分いいと思います。

1年は全然問題ないので、何年ぐらいツヤを維持できるのかは気になるところですね。