ここ最近はいきなり寒くなり、車に乗ると暖房が効くまでの間がだいぶ辛くなってきました。

シートヒーターが恋しくなってきますが、カングーにそんな快適装備なんて装備されているバズもなく…。

何年も前からシートにかぶせるタイプのシートヒーターには興味がありましたが、後付け感があるのがどうも気になり購入せずにいました。

しかし、自分が年を取ったせいか(笑)年々寒さがきつくなり買ってみることに。

1.後付けシートヒーター購入

私はいつも楽天で買い物をします。早速シートヒーターを探してみましたが、いっぱいあるんですよね~。

こんなにたくさんあると何を買っていいか非常に悩みます。

なのでいくつか商品ページを見て、いくつか条件を決めてみました。

  • ヒーターの温度を何段階か調整できる。
  • 座面と背もたれにヒーターがあるタイプ
  • 金額は3000~5000円ぐらいにする(安すぎず高すぎず)
  • 色はブラック

以上の条件で絞り込んでも結構あるんですよね~。悩みましたが、とりあえず絞り込んだ中の一番金額の安い3000円ぐらいのものでキルティングのデザインではないものに決めました。単純にキルティングデザインは好みではないのと、カングーには似合わない気がしたので。

値段は2980円(購入当時)。3段階の温度調節が可能。色はブラック。シンプルなデザイン。座面と背もたれにヒーターあり。

あとはハズレを引かない限りは大丈夫でしょう(笑)

2.後付けシートヒーター到着

注文後翌日には届く予定でしたが、私の都合がつかず翌々日に日時指定しました。

まず、ショップさんの対応には満足です。

到着後は早速開封し商品チェック。取り付け前に写真をたくさん撮ったので載せておきます。

商品を触った感じは悪くはなさそうですね。「2980円」ということを考えると十分かと。

それよりも気になった点が一つ。

商品を購入する際の商品ページや、商品に付属されていた説明書の「基本仕様」の所にはコードの長さが「120cm」と記載されていましたが、実際に商品を触った際に少し違和感があったのでメジャーで測定してみたところ、約100cmでした。

自分はカングーだけではなく他車種でも使用予定で、リヤシートでの使用を想定していました。

その際にコードの長さが120cmあれば余裕があったので大丈夫だろうと思って購入したのですが、約100cmだったためコードがかなり突っ張った状態になってしまいました。これは誤算ですね。延長コードを購入しようか考え中です。

それともう1点は気になる事ではありませんが、商品のページからは分からず、実際に手元に届いて分かったことがあります。

おそらくショップが画像を掲載した以降に仕様変更しているようでシガープラグから30cmぐらいの所で分離できるようになってました。こちらがその写真です。

もしかしたら、この仕様変更のタイミングでコードの長さが短くなったのかもしれませんね。

レビューではこのことに触れている方がいませんでしたが、みなさん気にならないのかな?

返金返品とかは考えていませんが、後日ショップに「違いますよ~」って連絡してみようと思います。

3.後付けシートヒーター装着!

取付完了!

まだ開封直後で背もたれの所の折れ目が気になって仕方ありませんが、こればかりはしょうがないので諦めます。そのうち消えてくるでしょう。

ちなみに、上の画像はシートベルトの外側でバックルを止めてしまいましたが、あとで気づいて今は内側を通して固定してあります。

悪くないデザインですね。

他の場所の写真も撮っておきました。

シートへの取り付けはよくある3か所止め。ヘッドレスト+背面下側(腰の後ろのあたり)+膝裏のフック

スイッチのボタンは1つで1回押すと「強」になり、1回押すごとに【強➡中➡弱➡切】と変わっていきます。動作状況はコントローラーのLEDの色の数でわかります。画像だと分かりにくく見えるかもしれませんが、実際はもっとはっきりとわかります。間違えることはないと思います。

カングーへ取り付ける際の注意点は3点。

座面のフックの取り付け場所は?

座面へ取り付ける際のフックの場所。最初は下の画像の位置へフックをかけましたが、ちょっとゴムの力が強くなりすぎました。シートを前後に調整する際のレバーですね。

強すぎたのでこちらの場所へ移動。

この場所でもそこそこの力で引っ張っているように感じますが、ズレることを考えるとこのぐらいの強さは必要かなぁって思いました。

ゴムやバックルの長さ調整が出来たら完璧ですけど、そうするとコストがかかるから金額が上がってしまいますからねぇ~。

ヘッドレストの外し方

もう1点はヘッドレストへの固定です。

カングーはヘッドレストを外すにはちょっと癖があります。ルーテシア3も似たような構造だった気がするので、もしかしたらルノー車ではよくある構造なのかもしれません。

以下にヘッドレストの外し方を記載します。

まずはヘッドレストをいっぱいまで上に上げます。

その後はロックを解除して上へ引き抜くだけなのですが、外側のロックは指で押せるので問題ないのですが、内側のロックは先端の小さめの棒(小さめのマイナスドライバーなど)が必要になってきます。

ロックが解除出来たらあとは上へ引き抜きましょう。結構力が要ります。

無事に引き抜けました!

元に戻す際もロックを押して戻します。片側ずつロックを押して入れて、両側入ったら少しずつ押し込んでいけば特に苦労することなく戻せると思います。

ヘッドレストの高さを戻す際は、ヘッドレスト外側のボタンを押しながら下げます。高さを上げる際はボタンの操作はいりません。

以上がヘッドレストの着脱方法の紹介ですが、今回購入したシートヒーターでしたら、ヘッドレストを着脱しなくても取り付けができました。

どのように取り付けたのかと言いますと、ヘッドレストを上まで上げるとシャフトに切り欠きがありますよね?

この切り欠きを利用しました。

この切り欠きの部分に力を入れて、グッと押し込むとフックを破損することなく取り付けられました。

取り付け後にヘッドレストをもとの高さに調整して完了です。この方法でしたら道具を使わずに取り付けられます!

仕様するシガーソケットの位置

最後は、使用するシガーソケットの位置です。

最初はサイドブレーキ下のソケットに差し込んでみましたが、なんとなく配線が気になってしまい気に入らないので止めることに。サイドブレーキを解除しても問題ありませんが見た目が気に入らず。コントローラーの置き場所も困ります。

とりあえずシガーソケットはコンソール後端を使用することに。コントローラーの位置はしばらく使用して置き場所を探そうと思います。

しばらく使用して、コントローラーは後席の足元に置いてあります。

後付けの商品って、こういった配線をうまく束ねたり、しまうのに苦労しますよね・・・。

4.使用した感想

さて、いよいよ使用してみます。スイッチ「ON」!

とりあえず「強」で使用してみましたが、20~30秒ほどで早くも熱を感じますね。すぐ暖まるのでこれは快適です。

そのまま5分、10分と使用し続けるとだんだんと暑くなってきます。この辺りは個人差があると思うので感じ方は様々だと思います。

そして使用していて気が付いたのですが、スイッチを押して「強」で使用し、約10分が経つと自動で「中」になってました。「強」のまま使用していると熱くなってくるのでこれは嬉しい機能ですね。

ちなみに自動で「中」に切り替わることは商品ページには記載されていませんでした。

ヒーターとしては十分満足できる性能だと思います。

シートヒーターのクッションがそれなりに厚いので、シートの座り心地が少し気になるかな~ってところです。こちらに関しては、使用していくうちに慣れるかもしれませんが。

そういえば夜間で使用した際に気になることがありました。それは、シガープラグの赤のランプが眩しすぎることです。

次の画像は夜間に撮影したもので、フラッシュONとOFFになります。コンソールに反射している赤い光を見ていただければ光の強さが分かると思います。

このランプがかなり眩しくて目障りです。コンソールやインパネ付近で使用するとかなり気になると思います。

このランプを下に向ければとりあえずはマシになりますが、黒いビニールテープなどで塞いでしまってもいいかもしれません。この製品の唯一のマイナス点ですね。

各部の耐久性に関してはこれから使用してみて追記していこうかなと思っています。

現時点での感想は、2980円でこのクオリティなら十分すぎますね。コスパはいいと思います。

ハイブリッド車がメインになってきている昨今ではシートヒーターが装着されている車種が多いと思いますが、安いグレードや一昔前の古い車だと装着されていないことが多いと思うので、今回購入したような後付けのシートヒーターを取り付けるのはほぼ必需品になりそうです。