知り合いの方のお子さんが使用しているJoyconの「Rボタン」と「Lボタン」の調子が悪いとのことでしたのでお預かりして、分解して内部の状況を確認してみることにしました。
「Rボタン」と「Lボタン」といえば・・・大体想像できますね。多分アレがあんな感じになっているんでしょう。「Rボタン」は多分修理できないだろうなぁ。
Joyconの分解のやり方は以下の記事で解説しています。
1.現状確認
預かったJoyconです。

スイッチに取り付ける前に各ボタンを押してみたところしっかりとボタンを押す感触があります。・・・ってことはもしかしてよくあるあの症状じゃない??そういえば振っても音がしないし。と思いながらスイッチ本体に取り付けて各ボタンの動作チェック。
下の2枚の画像はそれぞれのボタンを交互に押しています。


聞いていた通り反応が悪いですね。Rボタンのほうが反応が悪く、Lボタンも反応が悪いのですがたまに2回連続で反応するときもあります。
2.左Joyconの分解
それでは分解開始~。
Lボタンのチェック
さくっと分解して目当ての「Lボタン」が見えてきました。

アップにしてさらに2枚。う~ん、パッと見は問題ありませんね~。では基盤を外してさらにじっくりと見てみます。


外しました!ホントはもっと接写したいのですが、私のiPhoneだとこれぐらいが限界です・・・。



写真だと分かりにいのですが、ボタン周辺をよ~く見てみると結構汚れていました。ホコリかな?ボタンの摩耗?
ボタン自体は基板にしっかりとはんだ付けされていてグラつき等はありません。フレキも異常なし。
Lボタンの清掃
ということはボタンを掃除すれば復活するかも?って思ったので表面を軽く拭いた後に接点復活剤を使用してみました。

余分な所にかかると拭き取るのが面倒なのでボタンを下にして他の所はティッシュで養生して「シュッ」っと一吹き。
その後は「カチカチカチカチカチ」ってな感じで、接点復活剤を馴染ませる&内部を掃除するイメージで何度もボタンを押して、余剰分はキレイに拭き取りました。さて、これで直ったらいいのですが。
本体をバラして掃除
せっかく半分ぐらいまで分解したので、どうせならほぼ全バラして各部の点検と掃除をしようと思います。
下の写真までバラしました。

ハウジングや各ボタン、各ボタンのゴムが多少汚れている程度でしたね。写真ではそこまで分からないと思いますが。


ちなみに、現状確認のためにスイッチ本体に取り付けた際に、少しですがJoyconのグラつきを感じました。本体側のスライドレールに異常がないことは確認済みです。
また、スティックも写真を見ても分かるように表のラバーキャップが取れており、根元の部分のカバー?が少し破れておりこのまま使用していくとホコリなどが入り込んでドリフトする未来が見えたので、分解したついでに「スティック」と「バックルロック」を交換することにしました。「バックルロック」は樹脂ではなく金属へ変更します。
スティックの交換
スティックを倒すと内部が少し見えていますね。正常なものは全く見えません。

スティック交換は取り換えるだけなので簡単ですね。フレキを外してネジ2本を外して取り換えれば終わりです。


サクッと交換完了!
バックルロックの交換
バックルロックはスライドレールに付いていますのでリヤパネルからスライドレールを外したところから説明します。
まず赤丸のネジを外します。外したら金属のプレートが嵌っているだけになりますので、ピンセットなどで抉って外します。この時、プレートが多少曲がってしまうかもしれませんが、後で修正すればいいので気にせず外します。

外しました。中にスプリングが入っているので紛失注意です。プレートが少し曲がっていますが、ちょっと分かりにくいですね。この後まっすぐになるように修正しておきました。


交換する金属のバックルロックがこちらです。もともとついていたバックルロックは少し削れていました。まぁこっちはプラスチックで本体のスライドレールは金属だから削れて当たり前ですよね。


取り付けていきましょう。スプリングに気を付ければ難しいことはありません。

交換完了です!これで目的の作業がすべて完了したので元通りに組み立てていきます。戻し作業はスキップ。
組み立て終わったら各ボタンの動作確認をします。各ボタン異常なし。交換したスティックは特に異常なかったので補正はせずにそのままです。「Lボタン」はバッチリ反応するようになりました!ボタンを押した回数だけちゃんと表示されます。写真だとしっかり伝わらないのが残念ですが・・・。


もう1か所、交換したバックルロックですが、交換してもジョイコンのグラつきは改善されませんでした。おそらくこちらのジョイコンは、ハウジング本体が摩耗しているかスライドレールが摩耗しているかだと思われます。
ひどいグラつきではありませんし、本体に取り付けた際、1発でジョイコンを認識するので今回はこれで完了とします。
3.右Joyconの分解
それでは分解開始~。こちらもパッと分解して目当ての「Rボタン」が見えてきました。

やっぱり取れていませんね。見た感じ問題なさそうです。軽く触ってみても全く動かず。アップで見てみましょう。


こちらも「Lボタン」と同じような感じの汚れ方をしています。・・・ということで「Rボタン」も「Lボタン」と同じように掃除して接点復活剤を使用してみます。やり方は同じなので割愛。
そして左と同じくほぼ全バラして各部の点検と掃除をしていきます。

大体左と同じ場所が汚れていました。こちらも左と重なってしまうので割愛します。
右のJoyconは左と違ってグラつきがなく良好。スティックも問題ありません。その他も異常なし。スイッチ本体に取り付ける際も1発で認識します。
したがって、右のJoyconはこれで終わりにして組み立てます。組み立ても分解のようにパッと終わらせて・・・といきたいのですが、分解よりも組み立てるほうが時間がかかるんですよねぇ。フレキが地味にムズイ。
組み立て終わったら各ボタンの動作確認をします。各ボタン異常なし。スティックも異常なし。「Rボタン」はバッチリ反応するようになりました!左と同じくボタンを押した回数だけちゃんと表示されます。


これで左右のジョイコンの点検、掃除が完了しました。
4.最終確認
全ての作業が完了しました!見た目だとほとんど変わらないのがちょっと悲しいのですが。
唯一スティックにカバーが付いたのが目視で確認できるだけですね。

それぞれ動作確認できたので問題ないと思いますが、スイッチに取り付けて最終確認をしてみます。
最初の現状確認の時と同じようにそれぞれのボタンを交互に押してみました。


バッチリです。まさか接点復活剤でここまで変わるとは・・・。でも「Rボタン」がポロリしてなくてよかったなぁと思いまいした。私には取れてしまったRボタンを修理するだけの技量はないので、もし取れていたらお手上げでしたからね。
返却する際は「Rボタン」だけは丁寧に使うように言っておきます(笑)