我が家のテレビ裏は様々なケーブルが入り組んでグチャグチャな状態になっており、さらに掃除がやりにくく、ほとんど掃除していなかったためホコリなどの汚れもエグイことになっていました。かなり前から何とかしたいと思いつつも踏ん切りがつかずに、「また今度でいいや!」ってな感じで後回しにしていました。

いい加減何とかしなければ!と思い、重い腰を上げゴールデンウィークを利用して掃除と整理整頓をすることにしました。

1.整理整頓前のテレビ裏の状態は・・・

まずは作業前の状態の確認から。先に画像を貼っておきます。

1枚目が上から、2枚目が横から撮影したものです。テレビ裏なのでどうしても暗くなってしまい見にくいと思いますが、ケーブルのグチャグチャ具合が分かればOKです。ちなみに一通り掃除は済ませた後になります。さすがにホコリまみれの状態をお見せするわけにはいきませんので(汗)

ご覧になっていただくとお分かりかと思いますが、ケーブルは全くまとめておらず余ったケーブルを乱雑にテレビ裏に押し込んであるだけです。この中には現在は使用していない機器のケーブルも含まれているため、今回のタイミングで使用していないケーブルは撤去してスッキリさせます。

仕上がりのイメージとしては、ケーブルを収納するボックスを購入してできるだけケーブルの露出を減らし、かつボックスを床から浮かした状態にすることです。ボックスへ収納することでケーブルがゴチャゴチャにならないよう防ぎつつ見た目もスッキリさせ、床から浮かすことで床の掃除が楽になります。

2.ケーブルを収納するために購入したもの

ケーブルを収納するボックスを探す際は以下の条件で探しました。

  • 奥行きが15cm程度(ご自身の環境にあうサイズで)
  • 取り付けのステーが穴あけ式ではなくテレビ台の天板を挟むタイプのクランプ式
  • 上側に蓋があること(中の配線が丸見えのむき出しはNG)
  • 可能であれば170cm前後の長さでボックスを1個にしたい
  • カラーはブラックなど暗め

以上の条件で探しましたが、❹と❺は満たすものがなかったため妥協して❶~➌を満たすものを購入しました。

今回のケーブルの収納に使用するボックスはこちら。

テレビ台の天板にステーを取り付け、そのステーに配線を収納するボックスを乗せる商品になります。商品名は「配線BOX」だそうです。見たままの名前ですね(笑)以下の画像は説明書の取り付け時のイメージです。

我が家のテレビ台は横幅が180cmほどあるため、80cmを2個購入しました。カラーはブラック系が良かったのですが、シルバーしかありませんでした。とりあえずそのまま取り付けして、気になったら自分で塗装しようかと考えていましたが、表面処理は「パウダー塗装」がされているようで、仕上がりは非常に綺麗でした。これならあえて塗装しなくてもいいかなといった感じで、数年たって劣化してきたら考えるぐらいでいいかなと思えてきました。

商品自体はしっかりとした作りで好印象です。普通に使用するぐらいなら壊れることはなさそうです。購入する際は値段が高いな~と思いましたが、実物を見たら納得のできる値段でした。

奥行きが約11cmでちょっと小さいのですが、まぁ大丈夫でしょう。

3.取り付け開始~

まずは掃除!!

配線ボックスを取り付けする前にまずはホコリまみれのケーブルやテレビ裏の掃除をします。こちらの記事では省略しますが、掃除だけで数時間かかっています。2~3時間を3日間はやったと思います。

そもそも早く終わらせようとは思っていませんでしたし、休憩を多めに入れつつ、各ケーブルの繋ぐ場所をマスキングテープなどで印をつけたり使用していないケーブルの選別をしていましたからね。ボックスの取り付けより掃除のほうが時間がかかるのは予想できていたので問題ありません。

すべてのケーブルを取り外し、1本ずつ拭いていきます。そしてテレビ台の中に置いてある機器もすべて取り出しこちらもすべて拭いていきます。最後にドンガラ状態のテレビ台の中とテレビ裏の床をキレイに拭いたら掃除は完了です。疲れた~。

配線ボックスの取り付け!

配線ボックスの取り付けの前に、まず以下のケーブルは使用していないため撤去します。

なんと我が家にはVHSビデオデッキがいまだに接続されていました。しかし10年以上は使用していないと思いますし、今後も使用することはないと思うので赤白黄のケーブルは撤去します。他にはCDチェンジャーに接続されていたケーブルなど。CDチェンジャーは調子が悪くなっており、動いたり動かなかったりするので今回を期に撤去します。

これだけのケーブルがなくなるだけでも結構スッキリします。いよいよ配線ボックスの取り付け・・・ですが、所々写真を撮り忘れてしまったので取説の写真も混ぜて説明していきます。

まずはクランプステーを以下の取説のように取り付けます。

アジャスターは強く締めすぎるとテレビ台の天板を痛めてしまう可能性があるので様子を見ながら締めこんでいきました。クランプステーの取り付けが終わったらボックス本体をステーに乗せます。後はケーブルをボックス内に納めつつ各ケーブルを各機器に間違えないように接続していきます。

この作業も地味に面倒で時間がかかるんですよね~。今後機器の交換などで取り外すことも考え、各ケーブルが絡まないように1本ずつ、もしくは各機器で使用しているケーブルごとにインシュロックなどで束ねてうまくボックス内へ。

以下のケーブルだけは壁の中へケーブルが繋がっており撤去できなかったのでボックスの1番下へ収めておきます。テレビのアナログのアンテナケーブルかな??

どんどん作業を進め、全て納めました。

要らないケーブルを撤去したにもかかわらずボックス内は結構パンパンになりました。こちらのボックスは奥行きが約11cmですが、理想の15cmだったらもう少し余裕がありましたね。

ここでケーブルを納める際の注意点を一つ。ケーブル類を曲げる際はなるべく負担のかからないようにしましょう。ボックス内へ無理に収めようとして折り曲げるような感じにしてしまうとショートしたり最悪火災へ発展する可能性があります。

なるべく大きく曲げる(イメージとしてはボックス内の対角線)ことでケーブルの負担を軽減できますので、収納の際は太いケーブルや固くて曲げにくいケーブルからにするとスムーズかもしれません。

蓋をすれば完成!!

・・・なのですが、ここからさらにひと手間掛けます。

仕上げのひと手間

上の画像を見ていただくと分かりますが、ボックスの蓋には配線を通す穴が数か所空いてます。使用した蓋の穴は1か所のみで、このままだと使用していない穴から内部にホコリが入ってしまうので、この穴を塞ぎたいと思います。

家にあるもので穴を塞ぐのに何かないかなと探していたところ、ちょうど良さそうなものを見つけました。

過去に使用して余っていたプラダンです。こちらを内部から両面テープで貼り付けていきたいと思います。

どうでしょう?イイ感じでしょ?こちらをボックスへ乗せると・・・

バッチリ!満足のいく仕上がりになりました。さらにもう1点仕上げを。

こちらのボックスはステーに乗せているだけなので手で簡単に動きます。特に片側はすぐそばにドアがあり人が出入りするので足をぶつけてしまい動かしてしまう可能性があります。なのでボックスとステーを両面テープで固定しておきます。

簡単に動かなければいいので、上の画像のように1cmぐらいの大きさにしました。これで十分です。

4.完成!

以上で完成です。テレビ台の裏の床を見ると・・・

こんな感じです。イメージ通りになり大満足です。この状態だと掃除も簡単にできます。掃除にはクイックルワイパーを使用します。

テレビ台の上やボックスの上は今まで通り雑巾などで拭けばいいだけで、床はクイックルワイパーで拭きます。ただ、奥の壁までは届いていません。上の画像だと届いているように見えますが、実際は30~40cmほど足りません。なのでもう1個クイックルワイパーを購入して柄を延長する予定です。

5.別の方法での整理整頓の仕方

ここまではリビングのテレビ裏の整理整頓をしていました。

ここから先は私の部屋のテレビ裏の紹介になります。作業自体は約2年前にやっているので詳しい説明はできませんが、やっていることは簡単なので何かの参考になれば嬉しいのですが。

まずは作業前の画像から。

リビングのテレビ裏と同じく、各ケーブルが乱雑な状態になっています。こちらを以下のようにスッキリさせました。

やったこととしては、百均でワイヤーネットを購入し、適当なサイズのフックにワイヤーネットをひっかけます。後は各ケーブルをワイヤーネットに這わせていき、適当な場所でインシュロックで固定していくだけです。

ネットで検索すると、リモコンなども置けるようにしている方もいらっしゃいますね。このあたりは自分の好みにカスタマイズできるので腕やセンスの見せどころですかね。

6.比較

今回は配線ボックスを使用した整理整頓を、約2年前にワイヤーネットを使用した整理整頓をしましたが、どちらにもメリットデメリットが存在するので記載していきたいと思います。

配線ボックスワイヤーネット
 メリットケーブルをボックス内に収めるので見た目がすっきりする百均で調達すれば安上がりになる
ケーブルをボックス内に収めるのでホコリが積もりにくいワイヤーネットの組み合わせである程度自分の好みにできる
自分で塗装ができれば好きな色に変更できる
 デメリット商品にもよるが、お金が数千円かかるケーブルはむき出しのままなのでホコリが積もり掃除が面倒
ある程度サイズやデザインが限られてくるケーブルをワイヤーネットにうまくまとめないと見た目がスッキリしない
ケーブルの収め方に気を付けないと
火災の恐れあり
フックを両面テープで固定すると
経年劣化や夏場の暑さで剥がれる可能性がある

他にもまだあると思いますが、パッと思いついた範囲ではこんな感じですかね。

共通のデメリットとして「ケーブルの取り外し、交換が面倒」ということがあります。頭の片隅に置いておきましょう。

自分の環境に合わせていけば、正直どちらでもいいかなと思いました。

ただ一つ言えるのは、キレイに整理整頓できるととても気分がいいのでケーブルがグチャグチャしているのであれば思い切って整理整頓しておいた方がいいと思いますよ!