私のカングーは2代目後期型のKWH5Fです。この型はインテークパイプが割れる症状が出ることで有名ですが、私のカングーも見事に割れました(笑)パッカーンしました。

現状確認と応急処置をしていこうと思います。

1.気づいたきっかけ

ちょうどその日は買い物に行ったりして近所を走り回っている時でした。最初のころは特に気になることもなく走っていたのですが、用事が済んで帰るタイミングでエンジンから「シューッ」というようなエアーが漏れているような音が聞こえることに気が付きました。

最初は何の音なのか分かりませんでしたが、数秒考えたら「もしかしてパッカーンした??」と思いアクセルを深めに踏み込んでブーストをかけてみると音の再現に成功。そしてアクセルを離すと音がピタッと止まります。何度やってみても同じ結果でした。本来ならタービンの音が聞こえるタイミングで「シューッ」と音がします。

もちろんブーストがかからないので加速しなくなりました。NAエンジン状態です。さすがに1400kg越えの車体に1200ccのNAじゃあ遅すぎますね(笑)

2.現状確認

完全に分離してしまったわけではなく、半分ぐらいはまだ繋がっています。指で少し触ってみると・・・

こんな感じになります。

3.ディーラーへ連絡

私のカングーは10月に車検がありすでに予約してあるため、車検の際に修理も同時にできないか聞いてみました。

部品の確認や作業時間の確認をしてもらったところ、問題なくできるとのことでしたので車検と同時にお願いすることに。ただ、車検まではまだ日があるので応急処置をしたほうがいいですよと言われました。お店に来ていただければこちらで処置しますよ~と言われましたが、割れたところをインシュロックで巻くだけなので自分でやる事にしました。

ちなみに今回の車検で新車より5年になり、延長保証に加入している私のカングーは保証が切れるギリギリのタイミングでした。保証で対応できるみたいなので滑り込みセーフ!!

みんカラ等で同様の事例を調べていると、インテークパイプは部品だけでも3万円ぐらいするみたいで、交換はバンパーを脱着しないと無理みたいです。そのため工賃込みだと4万円は超えるような気がするので、保証で対応してもらえるのはかなり助かります。

4.インシュロックによる応急処置

では応急処置をしていきます。下の画像ではすでに1本巻いてありますが、インシュロックを割れたパイプの左側から下を通して右側に出します。赤丸部分にインシュロックの先端が確認できますね。

エンジンルームがかなり狭い為、手を入れるすき間がなくインシュロックの先端に触れることすらできません。

どうしたものかと考えていたところ、ちょうど良さそうな工具があることを思い出しました。黒い部分はフレキシブルに動かせます。程よい固さの針金みたいな感じ。持ち手部分を押し込むと先端から内部の部品が出てきて、押し込みを戻すことで物を掴むことができます。

こちらを使用してインシュロックの先端を掴み、縛っていきます。といってもそれでもかなり苦労しました。思っていた以上に大変でしたね。

下の画像が完了したものです。3本使用しました。

これならしばらくは問題ないでしょう。私は普段からそれほどアクセルを踏み込みませんし。

作業が完了した後に少し離れてエンジンルームを眺めていたらあることに気が付きました。ちょうどボンネットのキャッチがある所から手を突っ込めて、割れたところにアクセスできるではありませんか!!

なんてこった。あんなに苦労したのに。

しかしここからでも狭いことには変わりなくて、手が大きい人だと無理かも。

新品に交換してもらう時に、あらかじめインシュロックを巻いておいた方がいいかもしれませんね。

5.おまけ

パッカーンする前日にちょうど4万キロになったため写真を撮っていました。

5年で4万キロ。1年だと8000キロなので距離はそれほど乗っていませんが、4万キロごとにパッカーンするのは勘弁してほしいですね・・・。

車検が終わったら車検の内容とともにアップする予定です。