私のカングーはフェイズ2の未塗装バンパー仕様の「アシエ」という限定車になります。
アシエに限らずフェーズ2の未塗装バンパー仕様の限定車は、フロントグリル下部のブーメランのような部品(以下はブーメランと呼びます)がボディ同色に塗装されていることが多いのですが、私はこのブーメランに色が付いているのがどうしても好きになれず、納車前から未塗装品へ交換しようと決めていました。
納車してから約半年後にディーラーで部品を購入し、DIYで交換しています。今回は交換のやり方を詳しく解説していこうと思います。

ちなみにカタログでは「フロントグリルブレード」、ディーラーで購入した際の明細には「ラジエターグリル」となっていました。
ちなみに金額は税込み10780円でした。(2021年4月購入時)まあまあ高い(汗)
難易度としてはそれほど高くないと思います。フロントグリルとブーメランを外す時に傷をつけないように、ツメを折らないように気を付けるだけです。
1.必要な道具
交換の際に必要になる道具は

- 7ミリのボルトを外せる工具(ソケットレンチやスパナなど)
- 大きめのダンボール(外したフロントグリルを置いておくため)
以上です。段ボールではなく毛布などのほうが傷がつきにくくていいかもしれません。
2.フロントグリルの外し方
まずボンネットを開けましょう。
ボンネットを開けたら、フロントグリル上部のボルト3本を外します。サイズは7ミリです。スパナの画像はサイズが分かるように載せているだけです。回す量が多いのでドライバータイプのほうが楽です。


ボルトを外したらあとはバンパーにツメで止まっているだけなので引っ張るだけです。
引っ張る前に左右のボルトの取り付け部分を浮かせましょう。位置決めのピンのようなものがあります。


取り外す際の注意点があります。車両進行方向へまっすぐ引っ張るのではなく、斜め上方向へ引っ張りましょう。進行方向へまっすぐ引っ張っても外れるかもしれませんが、ツメが破損する可能性があるので注意しましょう。

取り外しの際に持った場所は下の画像の位置です。右側を持ったらまずは右側半分のツメを外します。「エイヤッ」と思い切って斜め上方向に引っ張りましょう。「バキッ」と嫌な音とともにツメが外れる音が聞こえるはずです。
右側が外れたら左側をもって同じように外せば全体がゴソッと外れます。中央にもツメがありますが、左右のツメを外すと気が付いたときには外れていると思います。

外れました!車両に止まっているツメは赤丸の11か所です。


車両側です。砂埃がヤバイ・・・。黄丸はツメがあると見せかけて何もありません。ただ穴が開いているだけです。

グリル側のツメのアップです。



全部の11か所が確認できますね。と言っても裏から押せないので引っ張るしかないわけですが。
ってか汚すぎるので撮影が終わったら掃除しておきました(汗)
3.ブーメランの交換
ブーメランは下の画像の位置の赤丸8か所のツメで固定されています。ブーメランが表になっていますが、ツメの位置は左右対称なので問題ありません。

ブーメランのツメのアップです。特に難しい仕組みではなく1か所ずつ丁寧に押して外すだけです。


ただ、結構力が要ります。冬場だからというのもあるかもしれませんが、結構固かったので今回は撮影のみでブーメランを外すのはやめました。
元々付いていたブーメランが外れたら交換するブーメランを取り付けますが、特に難しいことはなく全体のツメの位置を合わせたら1か所ずつパチパチ嵌めていくだけです。
4.戻し作業
ブーメランの交換が終わったらあとは元に戻すだけです。こちらもブーメランの交換作業と同じで、全体のツメの位置を合わせたら、「グッ」とエンジンルーム側に力を入れるだけです。左右をはめれば中央は自然とはまっていると思いますが、念のため中央も軽く押しておきましょう。
ボルトを付ければ完成です!もしもボルトの穴位置があっていなかったらどこかズレている可能性があるのでミスがないか確認していきましょう。
交換前後の比較です。みなさんはどちらが好みですか?ボディカラーによっても印象が変わるかもしれませんね。


5.交換作業のついでに
フロントグリルを外したら内部が汚すぎたのでついでに掃除しておきました。丁寧に掃除しても普段は全く見えないところですし、また汚れてしまうので軽くですけどね。




関係ありませんが、バッテリーのプラス端子のカバーもキレイに。

フロントグリルを外した時に裏側の写真もいくつか撮っておきました。




フロントのロサンジュはボルト2本と何か所かのツメで止まっているようです。
メッキの部品や黒に塗装されている部品もツメで止まっているだけみたいなので外して塗装などもできそうですね。