私はカングーのフロントガラスに「ぬりぬりガラコDX」を施工しています。前回の施工日を調べたところ、2024年5月29日になっており1年以上経過しておりました。撥水コーティングはほぼ落ちてしまっているといってもいいと思います。
1年以上経過しましたし、今よりも気温が上がって暑くなるとさらに施工する気がなくなる(笑)ので今のうちに再施工することにしました。(フロントガラスの撥水コーティング再加工は2025年6月8日に完了してます)
撥水コーティングの再施工に加えて、ワイパーゴムも交換します。私はワイパーゴムは毎年交換しており、交換のタイミングは梅雨前にしています。が、今回は実験もかねてまずは撥水コーティングの再施工のみを先に行い数週間様子を見てみます。
以前の記事を読んでいない方のために説明しておきますが、私のカングーにはベロフのブレードを取り付けており、ワイパーゴムはガラコの「パワー撥水 輸入車用」へ交換していました。詳しくは以下の記事をご覧になってください。
撥水コーティングのみを再施工するとビビりはどうなるのかを検証したいんですね。最初に施工した時は別メーカーの撥水コーティングからぬりぬりカラコDXへ変更したので。
ということで作業を開始していきたいと思います。
ちなみに今回のカングーの作業にあたって、以前のブログでも記事にしている友人のトゥインゴも同時に作業しています。
トゥインゴに関しては以下の記事で説明しています。
簡単に説明しますと、トゥインゴもカングーと同じようにフロントガラスの撥水剤はぬりぬりガラコを施工しており、ワイパーブレードをベロフへ交換、ワイパーゴムはガラコのパワー撥水を取り付けています。ただ、パワー撥水輸入車用のラインナップにトゥインゴのワイパーゴムのサイズがない為、長いサイズを購入してカットして取り付けています。
1.撥水コーティングの再施工の前に
では、フロントガラスの撥水コーティングの再施工をしていくのですが、油膜取りやコーティング施工のやり方は簡単に紹介していきたいと思います。いろいろな方が動画等をアップしていますからね。詳しく知りたい方はYou Tube等で調べていただけたらと思います。
施工の前に私が使用した道具の紹介をしたいと思います。

- キイロビンゴールド
- 油膜取り用のスポンジ
- キイロビンゴールド拭き取り用のクロス
- ぬりぬりガラコDX
- ガラコ拭き取り用クロス 2枚
- 霧吹き
この中の❷のスポンジはカーオールの「油膜とりパッド」の使用後のスポンジです。1番右端の白いやつです。私はこのスポンジの固さや大きさが好みなので、キイロビンゴールドに付属のスポンジも所有していますが使用せずにこちらを愛用しています。スポンジは自分が作業しやすいお好みの物を使用していただけたらいいと思います。


❸のクロスは、私は水を掛けずに油膜とり、コーティングの除去の作業をすることが多く、キイロビンの液剤を拭き取る際に使用します。洗車のついでに作業する方やボディに水がかかっても気にならない方でしたらこちらのクロスは不要ですね。
ちなみに私は油膜取り用の際に使用するクロスやコーティングの拭き取りの際に使用するクロスはそれぞれ専用にしています。別の用途で使用することはありません。気にならない方でしたら、クロスをしっかりと洗っていただければ色々な用途で使用してもいいとは思いますのでこちらはお好みで。
❺の拭き取りクロスは1枚でも問題ありません。
次のボックス内に記載する内容は私のオリジナルの施工方法になります。真似する場合は自己責任で。去年この施工方法で実験しましたが、特に不具合はありませんでした。
❻の霧吹きはお好みで。あったほうが作業はやりやすいと思いますが。
2.油膜とり、古いコーティング剤の除去、ぬりぬりガラコDX施工
油膜取り、古いコーティングの除去は画像無しで文章のみで説明させていただきます。
- コーティングを再施工するガラスを、濡らして絞ったクロスでキレイに拭く(油膜取り用のクロスを使用しています)
- スポンジの白い面を少し濡らしキイロビンゴールドを適量付け、コーティングを再施工するガラスを擦っていく(上下左右とスポンジを動かしていき液がはじかなくなるまで擦る。水分が足りなくなってきたら霧吹きでスポンジ又はガラスへ水を吹き付ける)
- 全体が終わったら油膜取り用のクロスを濡らし、軽く絞って(窓を拭く際に水が垂れないぐらいの力加減で)ガラスを拭いていく。この際、1度ではキレイにならないので途中でクロスを洗ってキイロビンの液剤を落としてガラスを拭く作業を何度も繰り返す。自分の場合だと3~5回は繰り返します。(ガラスが綺麗になってきたらクロスは固く絞ったほうがいいです。)
- クロスでガラスを拭く際に、油膜がしっかりと取り切れていない部分があると拭いた直後は目視で分かるのでその場所を覚えておき、スポンジでまた擦りクロスで拭く作業を繰り返す。
- ガラス全体が綺麗になったらキイロビンの液剤が残らないように丁寧に吹き上げてしっかりと乾燥させる(キイロビンの液剤が残るとコーティングが定着しにくくなって施工不良になります。)
- ガラスがしっかりと乾燥したら、ぬりぬりガラコDXをガラス全体に塗っていく。私は横➡縦の順で塗っていきますが、ここはお好みで。円でもいいと思います。塗り残しがないようにしましょう。
- 5~10分乾燥させ(季節、天候により異なる)濡らして固くしぼったクロスで拭き上げていく。ガラス全体を拭き上げていくが1回では綺麗に拭き上がらず、ムラになりやすく感じたらクロスの面を変えていく。それでも綺麗にならないようだったら、クロスを洗ってガラコの液剤を落とす。そして吹き上げていく工程を繰り返す。(自分の場合だと2~3回はクロスを洗います。)
- 最後の仕上げとして乾いたクロスで全体を拭き上げてムラがなくなったら完了。
この中で面倒なのは、油膜取りの際の拭き上げとコーティング剤を乾燥させた後の拭き上げですね。油膜取りの際の拭き上げは洗車をする前提なら水をかけてしまえばだいぶ楽になります。
コーティングを綺麗に施工するポイントとしては、拭き上げ時にクロスの面を変えることと、途中でクロスを洗うことですね。特にガラコの施工方法だと乾拭きはしないのでクロスの面を変えるのと洗うのはかなり大事かと。
私オリジナルの施工方法ですが、最後に乾拭きをすると綺麗に仕上がるのでおススメです。何か不具合があっても責任はとれませんが(笑)去年施工した際は問題ありませんでした。
基本的には以上で施工は完了なのですが、後日ワイパーを使用した際に施工した跡が残る場所があったんですよねぇ。文面や写真での説明は難しいので困るのですが。気に入らなかったので、後日ぬりぬりガラコDXをもう1度施工しておきました。大体は2度目の施工で綺麗に仕上がります。
後日再施工するのは面倒なので、1度目の施工時に2度塗りをお勧めします。⑧まで完了したら⑥からもう1度施工します。ただ、ガラスへ液剤を塗り広げるのは1回目ほど丁寧でなくても大丈夫ですけどね。2度施工することで塗りムラなどの施工ミスが減り、より綺麗に均一にコーティングを施工することができると思います。
3.撥水コーティング再施工後のワイパーのビビりは?
ぬりぬりガラコDXのみ再施工し、ワイパーゴムは未交換のまましばらく乗ってみました。その間は天候が悪く雨が降る機会が多かったのでワイパーをガンガン使用してみました。
いきなり結論ですが、かなりビビりました。スムーズに動く時もあるのですが、半分以上はビビっていたと思います。「ガガガガガ」っと車内に響くぐらいの音を立てながら動きます。ダメだこりゃってことで、次はワイパーゴムを変えてみます。
ちなみにトゥインゴも同じ結果でした。大体ビビっていたと聞いています。
4.ワイパーゴムの交換
ぬりぬりガラコDXの再施工だけではワイパーがビビってしまったので、ワイパーゴムを交換します。まずはカングーから。
交換するワイパーゴム
今回のワイパーゴム交換も、ガラコの「パワー撥水 輸入車用」へ交換します。(フロントのみ輸入車用でリヤは通常の物)以下の物を用意しました。




ちなみに今回はリヤワイパーも交換します。ゴムだけでなくブレードさらです。リヤワイパーは特に異常ありませんでしたが、ワイパーゴムは去年の4月に交換していました。1年以上経過しているため交換のタイミングになっており、ブレードは新車時から約5年無交換なのでワイパーゴムと一緒に交換してしまうことにしました。

用意した品番は、フロントが「Yー10」「Yー12」で、リヤのブレードが「PBー3」です。
車両のワイパーアームからブレードの取り外し方
ワイパーブレードはベロフになります。純正のブレードとは外し方が異なります。

ブレードの外し方ですが、下の1枚目の画像の赤丸のロックを浮かせた状態でカバー全体を矢印方向へスライドさせます。すると2枚目の画像のように矢印部分に隙間ができると思います。


カバーをスライドさせた状態で、ツメがある方を90度持ち上げます。90度ではなくても作業はできますが、なるべく角度を付けたほうがこの後の作業がやりやすいと思います。
持ち上げたら、下の画像の赤丸部分の突起を外します。車両側のアームは赤矢印方向へ、ブレード側のアダプターは黄矢印方向へ動かします。すると下の画像のようになります。この際、アーム先端の黄丸部分はまだ外れないので注意です。画像のように突起を外した後にワイパーアームを少しもち上げ、ブレードをアーム先端側へスライドさせればブレードを完全に取り外せます。
カングーはワイパーアームを立てられないので作業がやりにくいのですが、車両を傷つけないように気を付けながら作業します。

下の画像はブレードを取り外したアームです。※180度向きが変わっています。

上の画像でブレードを外したアームを直接フロントガラスへ接触させていますが、本来はやらないほうがいいのでウエスやタオル等をひいてアームを置くようにしてください。着脱の際に誤ってアームが手から離れてしまうと、ガラスに傷が付いたり、最悪の場合だとガラスが割れます。今回は撮影のため何も置いていません。
カングー2はワイパーアームを立てることができないためワイパーブレードの取り外しが少々やりにくいと思います。特に助手席側は意識せず立てようとするとボンネットを傷つけてしまうため注意が必要です。運転席側はある程度の角度までしか持ち上げられないようになっているため、ボンネットを傷つける心配はありませんが、その分作業がやりにくくなります。
ワイパーゴムの取り外し
車両からブレードを取り外せたら次はワイパーゴムを取り外します。ブレードの両端を見ていただくと若干形状が違うのが確認できると思います。下の画像の赤丸と黄丸の場所ですね。

上の画像の赤丸の方からワイパーゴムを引き抜きます。引き抜く方向は左上方向へ。私の場合はガラコのゴムを取り付けていますので、取り外すのにそこそこ力が要ります。あわてずゆっくりと確実に外していきます。
運転席側、助手席側の2本を外しただけなのですが、結構手が黒くなります。今回の作業時に新品の手袋を用意したのですが、下の画像のようになりました。

ピントがワイパーゴムの方にあってしまっているため、肝心な手袋のほうがボケてしまっていて申し訳ないです(汗)
ガラコのパワー撥水のワイパーゴムはこんな感じで黒くなるので、気になる方は手袋を付けて作業しましょう。他メーカーのワイパーゴムでも黒くなりますが、その中でもガラコのワイパーゴムは特に黒くなります。
トゥインゴのワイパーゴムも同時作業で交換
ブレードの取り外し方はカングーと同じなので省略します。ただ、カングー2と違いトゥインゴは運転席側、助手席側共にワイパーアームを立てることができるため着脱は楽だと思います。そのかわりフロントガラスを傷つけたり割ってしまう可能性は高くなるのでブレードを取り外した後は、アームを立てた状態で放置するのはやめたほうがいいと思います。
外したブレードと用意したワイパーゴムはこちら。


「Yー10」を2本です。カングーの助手席側と同じ品番ですね。

トゥインゴは「Yー10」をカットして取り付けていますが、約1年使用してカットしたところはどのようになっているのかアップで見てみます。

上の画像を見ていただくと分かりますが、運転席側はゴムよりも中の金属レールのほうが長くなっており、助手席側はゴムと中の金属レールがほぼ同じ長さになっています。
こちらは前回の取り付け時からこの状態ではなく、 運転席側はベロフのワイパーゴムと同じ長さの約500mmにカット(気持ち長めにした記憶があるので505mmぐらいかも)、助手席側はベロフのワイパーゴムの350mmに対して約10mmほど長くして約360mmにカットしました。どちらのワイパーゴムもカットすると約10mm縮んでいますね。なのでカットして取り付ける際は10~15mmぐらい長くしてカットするのがいいかなと思っております。
現状確認ができたのでこの後にワイパーゴムを外しておきました。
ベロフのブレードの現状確認と補修
ワイパーゴムを外したらブレードのサビの具合をチェックします。カングーとトゥインゴのブレードはこんな感じ。

ちょっと見にくいのでアップにします。


ほとんどの丸い部分(名称が分かりません)が錆びているのが分かるでしょうか?この錆びている部分が、運転している際に光の角度によって運転席からでも見えるんですよねぇ。なので、ワイパーゴムを交換する今回のタイミングで今以上の劣化防止もかねて黒く塗っておこうと思います。
錆の補修
使用するものはこちら。以前カングーの鉄チンホイールを塗った時のあまりですね。鉄チンホイールのハケ塗装については以下の記事からご覧になれます。

以前私が購入したものをそのまま紹介していますが、1番少量でも0.2Lぐらいになると思います。ワイパーアームのサビ部分に塗るだけだとそれでも余り過ぎるので、タッチペンで十分じゃないかなと思いました。もし今回の私の作業のようにブレードのサビ部分に塗るだけで他に使用予定がないようでしたらタッチペンを検討してみてもいいと思います。その代わりサビはしっかりと落とす必要がありますが。

クリアカップに塗料を入れてとりあえずそのまま塗ってみましたが、塗る面積が小さいのでうすめ液で薄めなくても問題なく濡れました。塗っている途中の写真は撮っていません。特に難しいことはなく注意するようなこともないですからね。
ということで塗り終わったのがこちら。


さらにアップにします。


画像を見ていただけると分かりますが、錆びていた丸い部分だけではなく今後錆びてきそうな所も予防のために塗っておきました。かなり雑に塗ってしまいましたが、ワイパーゴムを取り付けて車両へ取り付けると全く見えなくなる場所なので私としては全く問題ナシです。
さらに下の画像の赤丸の所も塗っておきました。

赤丸の部分は、車両へ取り付けると上側になるので太陽の光が直接当たるんですよね。そのため若干色褪せておりそのうち錆びてくるだろうと思ったので、こちらも予防のために塗っておきました。後々思いましたが、金属部分を全部塗ってもよかったかも?(笑)もう作業は終わっているので塗りませんけどね。
もし塗るなら来年かな・・・。
プラスチックの色あせの補修
錆の補修は終わりましたが、次はプラスチック部分の色あせが目立つので色あせ部分の補修をしていきます。
一つ上の画像で気になった方がいるかもしれませんが、アダプターを取り付けている中央の部品です。こちらを、以前も使用したケミカルを塗っていきます。

前回の施工日を調べたところ、2月の中旬だったので約5か月たっています。しかし、数か月前から(施工から2~3か月ぐらい)効果が落ちてきて色あせが目立つ状態でした。もしかしたらプラスチック部品が色褪せすぎて、液剤を吸い込んでしまってすぐに元の状態に戻ってしまっているのかもしれません。すぐに色褪せてしまうようなら2~3回ぐらいは短期間で施工したほうがよさそうですね。
ちなみに前回の2月の施工の様子は以下の記事で紹介していますので興味のある方はご覧になってみてください。
ということで、こちらの補修もいきなり完了した画像になります。


似たような画像ですが、1枚目がカングーのブレード、2枚目はトゥインゴのブレードになります。かなり黒くなって綺麗になりました!
これで補修は完了したので乾燥のため数十分放置です。
ワイパーゴムの取り付け
ではワイパーゴムを取り付けていきます。
カングーのワイパーゴムの取り付け
カングーは加工無しでそのまま取り付けるだけなのですぐ終わりますが、ベロフのブレードのワイパーゴムを通す所の幅が狭いのか、ガラコのワイパーゴムの幅が広いのか分かりませんが、取り付けが固くて少々取り付けにくかったです。(前回もそうでした)1か所ずつ丁寧に通りていきました。
そして取り付けが完了しました。

トゥインゴのワイパーゴムの加工取り付け
次はトゥインゴですが、取り付けにあたって注意点が3つあります。
ワイパーゴムをカットする
まず運転席側から取り付けていきます。古いワイパーゴムと新品のワイパーゴムを並べてみました。


新品は当然530mmですが、古いほうは約495mmですね。500~505mmぐらいにカットしたはずです。なので約10mm程度は縮んでいますね。
今回は約515mmにカットしました。

ちょっと長すぎたかも??まぁ長い分には後日でもカットできるのでどちらかと言えば長いほうがいいでしょう。とりあえず運転席側はこれで。
続いて助手席側です。運転席側と同じように古いワイパーゴムの長さを見てみます。


約347mmですね。カットした際は約360mmだったはずなので、10mm以上縮んでいます。こちらも運転席側と同様に約15mm長く約365mmにカットしました。

そしてカットした2本のワイパーゴムに金属のレールを挟み込むと下の画像のようになります。

本来は金属レールよりも少し長いぐらいですが、長めにカットしているため赤丸の部分がかなり長いのが分かりますね。ちなみに使用している金属レールはベロフのワイパーブレードを購入した際に取り付けられていた物だったと思います。(もし間違っていたらゴメンナサイ)
ロック部分直前の取り付けがやりにくい
いよいよワイパーゴムをブレードへ取り付けますが、ここでも注意点があります。カングーと同じく取り付けが固いのは同じですが、最後のロック部分に癖があります。まずは下の画像を見ていただきます。

黄丸が新品、赤丸が今まで取り付けていたものですが、ロックする直前の部分が羽根のように広がっているんですね。おそらく抜けないようにするためだと思われますが、前回取り付けた際はかなり取り付けがしにくく、羽根の部分を切り落として取り付けました。使用時に抜けてくる危険性があるものの、私が頻繁に点検したり、友人には注意しながら使用してもらって異常があったらすぐ連絡するようにと言っておきましたが、約1年全く問題ありませんでした。
今回取り付ける際もなかなか取り付けができず苦労しましたが、何とか羽根部分を切り落とさずに取り付けすることができました。何度か抜き差しするイメージでワイパーゴムを動かしていたら何とか奥まで入ってくれました。
取り付けする向きをそろえる
最後の1点は取り付けする際に向きを合わせましょう。運転席側、助手席側の両方とも同じ方からワイパーゴムを取り付けてください。
私の作業で説明すると、ブレードに「BELLOF」のロゴがないほうからワイパーゴムを通します。別の言い方をすると、車両のワイパーアームを取り付けるほうからワイパーゴムを通します。
何故そうするのかは車両に取り付けたほうが分かりやすいので「5.交換完了!」までスキップしてください。
ようやくワイパーゴムをブレードへ取り付けられました。ちなみにカングーの時は羽根の部分は特に気にならなかったんですよね~。なんででしょう??(Yー12はそもそも羽根がありません)

取り付けが完了すると上の画像のようになり、長くカットした部分をアップにすると・・・

こんな感じに。本来のサイズの物であれば黄線ぐらいになっているはずです。
車両のワイパーアームへの取り付け
2台分のワイパーゴムの交換が終わったので車両へ取り付けていきます。取り付けは取り外しと逆の手順で取り付けていきます。取り付け方は2台とも同じなのでカングーでの説明のみで。
まずは下の画像の黄丸➡赤丸の順で取り付けます。


黄丸を斜めに差し込むように奥まで入れたらアームの赤丸の穴にアダプターの赤丸の突起が入るように取り付けます。赤丸がしっかりと合わさったら90度持ち上げているカバーを閉じ、黄丸側へカバーをスライドさせます。カチッと音がしたらOK!そもそもスライドできない場合は突起が奥まで入り切っていない可能性があります。もう1度確認してみましょう。
カングーのリヤワイパーブレード交換
カングーのリヤワイパーに関しては、昔ながらのU字フックで、U字フックのサイズもよくある国産車と同サイズなのでとても楽チンです。
こちらが交換するワイパーブレードです。上が新品、下が車両に付いていたものです。今まで使用していたブレードをよく見てみると、赤丸部分に劣化が見えますね。そのまま使用していくと錆びていたと思われます。塗装して使用していく選択肢も考えましたが、今回は交換することにしました。


中央の取り付け部分をアップでよく見てみると、下の画像の赤丸のツメが見えるはずです。


このツメを押すとロックが外れるので、ツメを押しながらブレードを下へスライドするとワイパーアームから取り外せます。

ツメ部分を取り外すだけでは完全に取り外せないので、ブレードの角度を変えたりして外していきます。上の画像の赤丸部分でブレードとU字フックの先端を完全に取り外せます。慣れると数秒で取り外せますね。
フロントの取り外しの時と重複してしまいますが、ブレードを取り外した後のアームは注意してください。必ずウエスやタオルを敷いてガラスへ優しく倒しておくように。体が当たったりして勢いよく戻ってしまうとガラスが割れてしまいます。
取り付ける場合はツメを押さえる必要はなくU字部分を合わせて、ブレード本体をアーム先端側へスライドさせればカチッと音がしてロックされるはずです。
ちなみにワイパーゴムのみの交換は、フロントと時と同じ手順で交換できます。サイズを間違えないように用意するところだけ注意です。
慣れた人が交換すると数十秒で交換完了すると思います。カー用品店などで交換をお願いすると1000円以上かかるそうです。(ネット調べ)こんな数秒で1000円以上払うなんてもったいないと思いませんか??ご自身で交換して節約しましょう!!
5.交換完了!
以上で全ての交換が完了しました。見た目で大きな違いがないので写真は撮っていません。
カングーは作業完了で問題ありませんが、トゥインゴは確認しておくことがあります。通常よりもワイパーゴムの長さを長くしているので、運転席側と助手席側のワイパーブレードが干渉しないか確認しておきます。

定規を当てて確認したところ、ワイパーゴムの間の長さは15mmでした。もしも助手席側の取り付けを反対からしてしまうとワイパーゴムが接触してしまうのが分かると思います。だから同じ方から通す必要があるわけですね。
この状態で接触しないかワイパーを動作させてみましたが、問題ありませんでした。時間が経つにつれてワイパーゴムが縮んでいくので、新品の取り付け時に問題がなければ今後は問題ありませんね。
以上で全ての作業が完了しました。
おまけですが、作業完了後の手袋はというと・・・

真っ黒です(汗)今回は2台分の作業をしているのでより黒くなってますが、1台でも結構黒くなるので、個人的には手袋の使用をお勧めしますね。
6.ワイパーのビビりはどうなった??
さぁ、ワイパーのビビりはどうなったのでしょうか。実際に雨が降ってワイパーを動作するときは緊張しましたよ。もしビビったら他に何をやればいいか分かりませんからね。
では早速結論を。まずはカングーですが、「ほとんど気にならないレベルで普通に動いてくれました。」
「ほとんど気にならないレベル」といったのは、動作中にワイパーの動きを目で追っていくとわずかにブルブルしているんですね。運転席、助手席ともにワイパーの両端がブルブルします。ただ、目で追っていかないと分からないレベルで、以前のように車内に響くような音は全くありません。車に興味がないような人でしたら気が付かないと思います。
ということで、私的には大満足。1年以上経過している撥水コーティングを再施工する場合はワイパーゴムも気を付けないといけないことが分かりました。
次にトゥインゴですが、トゥインゴは私が雨の日に乗る機会がなかった為確認できていませんが、友人曰く「全くビビっていない」そうです。ただ、直前に触れたように気が付かない人もいると思うのでもしかしたら「カングーと同じようにビビらなくなったけど、極わずかにブルブルしている」かもしれません。
この件に関しては、確認ができ次第追記していきたいと思います。
7.後日談
作業が完了して、後日ブログの記事を作成している際に足りない場面の写真を撮るためにワイパーブレードを何度か外すことがありました。
その時に事件はおきました。ブレードを外すためにアダプターのツメを起こそうとしたその時、「パキッ」という音とともにツメが折れたではありませんか!!

ショック・・・。このアダプター高いんだよ~。1個600~700円ぐらいはします。左右のブレードを変えると6000円を超えてしまいますし、まだ使用していく予定なのでしょうがなくアダプターを2個購入しました。
ちなみにアダプター1個で1200とか1600円の物もありますがそちらは送料無料になっています。簡単に言うと送料を商品金額に含めて、「送料無料!」って言っているんですよね。引っ掛からないように!!この場合は私のように複数買ったり他の商品も購入して同梱すると損する可能性が高くなるので要注意です。逆にアダプター1個だけ購入するならアリかもしれません。しっかりと計算したり確認しましょう。



最安値は別のショップの600円でしたが、納期が3週間以上になっていたのと、他に購入するものがなく送料が880円かかってしまうため、今回は「クレールオンラインショップ」で購入しました。
ちなみにアダプターのほかにはぬりぬりガラコDXや超ガラコ、マイクロファイバークロスなどを購入して送料が無料になるようにしました。いつかは必ず使用する消耗品を購入すれば損はないですからね。

ツメを折ってから注文、到着まで10日ほどたち(ツメを折ってからすぐには購入しませんでした。ショップの対応はとても早く、夜に購入の手続きをして2日後には到着しました。最短ですね)、その間は折れた状態で(上の写真の状態で)乗っていましたが、このままでも問題ないんじゃないか?と思えてきました。その間に雨は降っておらずワイパーを動かしていないので何とも言えませんが、とりあえずは引き続き折れた状態にしておこうと思います。
私と同じようにツメを折ってしまう人もいると思いますし、そのままでも問題ないのか実験してみようと思います。替えのアダプターは手元にあるのでいつでもすぐに交換できますからね。
この件に関しては途中経過を追記していきます。