カングー2のフロントストラットの取り付け部分はカウルトップパネル内にありますが、そのフロントストラット上部にあるアッパーマウントのネジやナット部分が錆びてしまうんですね。雨が降ったり洗車をするとネジ部分に水が溜まってしまいだんだんと錆びてしまいます。この錆びはカングーに限らず様々な車種であるあるだと思います。

車種によっては元々カバーが取り付けられていて錆びとは無縁だったり、何かしらの対策をして錆びないようにしているオーナーさんもいるようです。

このネジが錆びてしまうと、アッパーマウントを交換する時などの作業が大変になってしまいます。作業するのは私ではありませんが、個人的に錆が嫌でとても気になることと、作業していただくメカニックの方の負担を減らす意味でも錆びないように対策していこうと思います。

何故対策しようと思いついたのかと言いますと、You Tubeでとある整備工場の方が他車種流用でカバーを取り付けていた動画を見て、「これならウチのカングーでも流用できるんじゃないかな?」と思ったからです。

その動画は「アッパーマウント 錆 対策」などで調べると最初の方に出てきます。興味のある方はそちらの動画も見てみてください。ホンダのライフがその動画です。

本記事は長い内容になっております。すべてを読んでいくと時間がかかってしまうと思いますので、目次より目的の項目、興味のある項目へ移動して読み進めてください。

また、本記事は「サビ対策」「カウルトップのコーティング」などのような項目ごとに分割しておりますが、実際に作業した際は複数の作業を並行して進めたため画像の時系列がおかしくなっている場所がございます。(ひとつ前の項目ではサビ対策としてタッチアップしたが次の項目ではタッチアップされていない、撮影した日が別日になっているなど)以上のことを念頭に置いて読み進めていただけたらと思います。

1.ストラットアッパーマウントのネジのサビを確認したいけど・・・

冒頭でも記載しましたが、カングーのアッパーマウントはカウルトップ内にあります。その為確認するにはカウルトップパネルを外さなければ確認できませんが、運転席側はカウルトップパネルを外さなくても少しは見ることができます。

とりあえず運転席側のみ確認してみました。場所は下の画像の赤丸部分から中をのぞきます。助手席側は黄丸を見ていただければお分かりかと思いますが、見ての通り完全に塞がっているので確認できません。

が、オレンジの四角部分が外せるので、そのパネルを外すことで少し見にくいですが確認することができます。私はカウルトップパネルを外すまでオレンジの四角部分のパネルが外せることを知らなかったので運転席側のみ確認しました。

作業完了後にオレンジの四角部分を外して覗いてみました。こんな感じです。中が見えるものの、少し見にくい感じですね。

ということで運転席側メッシュ部分にスマホを近づけて撮影してみると・・・

錆びてますね・・・。サビに加えて砂もヤバイことになっています。約5年半経過した車両でこの状態なので10年とか経過した車両だとネジに加えてナットまでサビサビになりそうですね。早めに対策したほうがよさそうです。

ちなみに今回アッパーマウントのサビ対策のほかにもいくつか同時に作業しておこうと思っています。カウルトップを外さないとできないこと、外したほうが作業性がいいことですね。

今回やる内容は以下の通りです。

  • アッパーマウントネジ部の錆びている所のタッチアップ
  • アッパーマウント部にカバー取り付け
  • フロントガラスの撥水加工
  • カウルトップのコーティング

文章にすると4個ですが、実際には錆びている場所の清掃や錆落とし、カバーはポン付けできるか分からないので加工が必要になる可能性も。フロントガラスの撥水加工の前に油膜落としもあります。カウルトップのコーティングの前にキレイに洗わなければいけませんし、コーティング剤を塗布するには完全に乾燥させる必要があります。カウルトップのほかにも左右のカバーがあります。さらにコーティング後は12時間~24時間濡らさないようにしないといけません。

作業内容は意外と盛りだくさんで、優先して先に作業したほうがいいものがあったり、後回しにして夜に家の中で作業できることなど時間を気にしながらなので全てを詳しく解説はできませんが、できるだけ記載していきたいと思っています。

2.カウルトップパネルを外す

ではカウルトップパネルを外していきます。使用する工具は以下の通りです。

  • 10mmのソケットレンチ(カウルトップ中央のプラスチック製のナット)
  • 5/8のソケットレンチ(ワイパーアームのナット)
  • マイナスドライバー(場合によっては不要)

まずはボンネットを開けてワイパーを外していきます。

ワイパーアームを外す

ワイパーアームを取り外す前に現在のワイパーの位置を確認しておきましょう。私のカングーの場合だと、運転席側、助手席側共に目印となる三角マークがあります。

ブレードを浮かせた状態で。

取り付ける際はこの三角マークにワイパーを合わせればいいので私のカングーの場合だと特に気にせず取り外せます。このマークはガラスを拭いたり、油膜落としなどで磨いても消えることはないのでご安心を。ただ年式や社外品のガラスにマークがあるかは不明です。マークが無かったりワイパーの位置をずらしている場合はマスキングテープなどで分かるように印をつけておきましょう。

ワイパーアームを外す際に必要になる工具はミリではなくインチ。こういうところに輸入車を感じますね。ちなみにサイズは5/8でした。

私の車両はナットがむき出しでしたが、フェイズ1など年式によってはナットカバーが付いているみたいです。もしナットカバーが付いている場合は外しておきます。特に工具は必要ではなく引っ張れば外れるはずです。

ナットを外したらアームをしっかりと持って色々な方向にゆすると外れると思います。この際にいきなりスポッと外れると後ろに倒れたりして危ないので気を付けてください。その対策として、ナットを完全に外すのではなく2~3周ナットを取り付けた状態にしてアームの固着を外すとより安全に外すことができます。ハンドルを外す時と同じイメージですね。

余談ですが、カングーの運転席側のワイパーアームは立てることができません。立てるとボンネットに接触してしまうためか、物理的に立てられないようになっています。赤四角内に段差があるのが分かると思います。この段差がストッパー代わりになるんですね。取り付け時はこの段差を目印にすると左右逆に取り付けてしまうミスを防げます。

ちなみに助手席側のワイパーアームは、ボンネットを開けた状態なら立てることができます。立てる際は先端がボンネットにあたるので少し避けながらじゃないといけませんけどね。少し前にも記載しましたが、ボンネットを閉めた状態で立てようとするとボンネットに接触してしまうので気を付けてください。

あまり役に立たないプチ情報でした(笑)

カウルトップパネルを外していく

カウルトップを外すためにやる事は4つ。

  • 左右のカバーを外す
  • 4個のクリップを外す
  • 中央のブラスチック製のナットを外す
  • ウェザーストリップを外す

このうち、左右のカバーは完全に外さなくてもカウルトップを取り外せますが、完全に取り外してしまったほうが作業性はいいと思います。

左右のカバーの外し方

左右のカバーは5か所のツメ・フックで止まっています。まずは、取り外した状態のカウルトップパネル・カバーでツメの形・位置を紹介します。

一番上のツメはただ横から差し込んであるだけです。パチッと嵌るようなカエシはないので横にずらすだけです。

中央の2か所ですが、この2か所は他の場所とは違う形をしています。下の画像の上側(部品全体でいうと上から2番目)はよくあるツメになっています。このツメは引っ張るだけで外れます。下側は何と言えばいいのか分かりませんが、この記事内ではワニ口というようにします。内張りなどを固定する一般的なクリップを取り付ける形になっており、こちらも引っ張るだけで外れます。クリップは車両側に残った状態になります。

後はカウルトップパネルと嵌っている下2個のフックです。下の画像で赤丸同士、黄丸同士が嵌るのですが、この2か所のフックはただ刺さっているだけなのでカバーを引っ張るだけです。フックが外れるときに「バキッ」っととても嫌な音がするときがありますが、気にせず引っ張って外します。

では実際に車両から外していきます。私は下2つ、1番上、中央の2つの順番で外しました。

まずは下の画像のように手を入れて真上に引っ張ってカウルトップに嵌っている下2つのフックを外します。そこそこ固いと思いますが、思い切りが大事です(笑)

外れるとこんな感じに。

下2つのフックが外れたらボンネットを閉めて1番上のツメを外します。この時ボンネットはバンッと完全に締めなくてもいいので、軽くカチャっと閉めておきます。

ボンネットを閉めたら、下の画像の赤矢印の辺りに指を入れます。指を入れたらカバーを掴んで黄矢印の方向へ動かします。

すると下の画像のようにツメが外れます。

※撮影のために1度手を離していますが、そのまま中央2個のツメを外して大丈夫です。下の画像のように1番上のツメを外して手を離すとツメがフェンダーにあたって傷が付く可能性があります。

後は中央2個のツメを引っ張って外すだけです。上に引っ張ればそれほど力を入れることなく外れると思います。

1番上のツメが刺さっているフェンダーはこんな感じです。赤丸の隙間にツメが入り込んでいるんですね。

そして中央の2か所。赤丸内の長方形の穴にツメが入り、黄丸の白い部品が内張りなどを止める際によく使用されているクリップかと。この中央のくびれたところにカバーのワニ口が入るわけですね。

助手席前方にある横に長いパネルの外し方

助手席前方にある以下の画像のパネルは取り外すことができます。

しかし、取り外さなくてもカウルトップを取り外すことはできるためこちらは任意で取り外してください。

取り外すには、まずウェザーストリップを最低でも半分ほど外します。どちらにしてもすべて取り外してしまったほうがカウルトップを取り外す際の作業性はいい為、すべて手取り外すことをオススメします。

次に以下の画像のように持ってパネルの左端を持ち上げていくとすんなりと外れました。

カウルトップパネルの外し方

カウルトップパネルを固定しているクリップとナットを外します。場所はウェザーストリップ付近の左右2か所と中央、左右のカバーを外した奥です。下の画像の黄丸のみナットになっており、他4か所の赤丸は同じクリップが使用されています。

クリップはボルトやナットを緩めるように反時計回りに回していけば外せます。

が、1か所のクリップがカウルトップの穴に引っ掛かってしまい回せませんでした。赤丸の部分で引っ掛かっています。

そのため、クリップを少し締めて隙間を作り、その隙間にマイナスドライバーを当ててクリップを回すことで何とか外すことができました。場所が助手席側のカバー内だったので狭くてかなり大変でした・・・。

このクリップを外す際は落とさないように要注意です。すぐ横にフェンダー内への魔の入り口(笑)がありますので、落としてしまうとアンダーカバーを外す手間がかかります。外して見つかればいいのですが、どこかに引っ掛かってしまう可能性もありますからね。

最後に中央のナットですが、サイズは10ミリです。

このナットがプラスチック製のため少しクセモノでして、上の画像をよく見ていただくと一か所に亀裂が入ってしまっているのが分かると思います。この亀裂のせいでナットの径が少し大きくなってしまい10mmソケットレンチやスパナが使用できませんでした。

そのため外す際は、先端が樹脂になっているプライヤーで何とか外しました。できれば新品へ交換するか、樹脂製のワッシャー+金属のナットへ交換したいところですね。今回はそんな時間はないので再使用していきます。

これで全ての固定箇所が外れたので後はカウルトップパネルを車両から外していきますが、その前にウェザーストリップを外します。引っ張るだけで簡単に外れます。

カウルトップは一気にボコッっと外れることはなく、片側から順番に外していく感じでした。まずはクリップが付いていたボルト部分を持ち上げます。

上の画像の状態にしたら、片側から外していきます。自分は助手席側から外しました。

外す際に、上に持ち上げながら手前に引っ張るのですが、鉄板がありなかなか思うように外せません。下の画像で分かりますね。

そのため外側へ少しズラしながら手前へ何度か引っ張っていると、フロントガラスとカウルトップを挟んでいるクリップが外れる音が聞こえます。「パチンッ」というような音です。外れると以下のように浮きます。

正面から!

片側を外すことが出来たら、中央、反対側という順番で同じように引っ張っていくと意外とすんなり外れてくれます。

ということで外れました!!

外した部品です。中央にある横に細長い部品はカウルトップパネルを外していた際に外れてしまったので、外せるのであれば先に外してしまったほうがいいかもしれません。

ツメの位置です。黄丸はカウルトップパネルの裏側にバチっと固定されます。受けの部分が破損しているわけではありません。

ちなみにこちらがフロントガラスを挟んでいるクリップです。このクリップは単体での部品供給がないようなので破損しないように気を付けましょう。

おまけのカウルトップパネル内部

カウルトップを取り外して内部をまじまじと観察してみました。めったに見る機会なんてありませんからね。

アッパーマウントの奥にあるこの部品はなんだ?と数秒考えましたが、これはおそらく水抜き用の部品ですね。試しに水をかけてみたら車の下から水がドバドバと落ちてきました。ナルホド。

そしてブロアファンを発見。こんな感じでむき出しなんですね。室内にクモとか雨水とか入ってこないのかなぁ。

アップで!赤線部分が内気循環にするとパタッと閉じると思われます。

内気循環にしてみました。デンソーでしたね。

今回、カウルトップをコーティングする予定で、コーティング後12時間は濡らさないようにしなければいけないため室内でコーティング・乾燥する予定です。そのため一晩はむき出しのこの状態にしておかなければいけません。

この日の夕方から次の日の午後まで雨の予定になっていたため、フロントガラスなどから落ちてきた雨のとびはねで濡れてしまったり車内に水が入ってきてしまっても嫌なので、下の画像のようにA4の紙を適当に折り曲げてマスキングテープで張り付けて、さらにA4のクリアファイルを壁代わりにして紙が濡れないようにしておきました。

ちなみにこの穴はフロントガラスの下端よりも奥まった位置にあるため、カウルトップパネルを外した状態でも雨が直接かかることはまずないと思います。風が強いと微妙ですが。

3.ストラットアッパーマウントのネジのサビの対策

ようやくカウルトップが外れたので目当てのアッパーマウント部のネジをしっかりと見れます。

現状はどうなっている?

どんな感じだったかと言いますと・・・まずは運転席側。

アップで!

錆びてますね~。そしてそれ以上に砂がエグイことになっています。

続いて助手席側は・・・

錆はこちらの方がひどいですね。助手席側は真上になるカウルトップがメッシュになっておらず湿気がこもってしまうんですかねぇ?

カバーが取り付けられるか仮付けしてみる

掃除やサビ部分にタッチアップをする前にサビ対策のカバーを取り付けてみます。今回用意したものがこちら。

部品番号は「41724-63J00」スズキの純正部品です。車種はいくつかで使用しているようなので正確なものは分かりませんが、私が見た動画ではZCスイフトって言っていた気がします。

開封してみてみます。

裏側の中央の穴がアッパーマウントにあるナットに固定されるわけですね。材質は軟らかいゴムなので多少のサイズ違いでも対応できそうです。

こちらは楽天で購入しましたが、1221円でした。みんカラで調べていたら、15年ぐらい前は400円ぐらいだったみたいです。怖いぐらい値上がってますね。

株式会社 スズキモータース
¥1,221 (2026/06/08 11:10時点 | 楽天市場調べ)

早速このカバーを取り付けてみます。左右とも取り付けたのがこちら。

おっ、めっちゃイイ感じ!

アップで!

素晴らしいではないですか。これなら特に加工する必要はないなと思って他の作業をすること20~30分・・・。

ん??なんと外れてしまっているではありませんか。取り付け直後の画像と比べると中央部分が盛り上がっているのが分かると思います。こりゃダメだ。他の手を考えないと。

外れてしまうカバーを加工する

取り付けした状態でカバーをよく見ていたところ、カバーの側面が長すぎる、もしくはカングーのアッパーマウントのナット部分が奥に引っ込みすぎているため、カバーのゴムが元の形に戻ろうとする力で外れてしまうと予想。

なのでカバー側面でボディに強く当たっている所をカットしてしまえば外れなくなるのでは?と思い早速カットしてみることに。

まずは取り付けた状態でどの部分が当たっていてどれぐらいカットすればいいのか大まかに調べます。

よく観察したところ、上下(車両でいう前後)部分がボディにあたっていることが判明。下の画像の赤丸部分です。もちろん見えない奥側も。定規を当てて、横幅はおおよそ50~60mmぐらいカットしてみることに。

・・・ということでカットしました!どれぐらいカットすればいいのか分からないので少しずつカットしていきます。切りすぎてしまったら後戻りができませんからね。

そして再び車両へ取り付け。

最初よりはよくなっている気がしますね。この状態でまた数十分放置します。もちろん反対側も同時進行で。

しかしまた時間が経過すると外れていました。なのでまた干渉している部分をカットして取り付けて数十分放置して・・・

・・・・・この作業を10回以上はやったでしょうか。途中経過は長くなりすぎるのでカットして結論だけ。

まずは完成したカバーがこちら。左が運転席側、右が助手席側です。下にあるものは切り刻まれた残骸です(笑)

ひっくり返して新品と比較してみます。

下の画像の上にあるものが新品の未加工カバーです。

簡単に言いますと、助手席側はどのようにカットしても外れてしまったのでアッパーマウントが隠れるサイズにしました。下の画像の黄線の大きさです。運転席側はボディの穴が隠れるサイズで問題なかったのでそのサイズに合わせています。こちらは赤線の大きさです。

どれぐらいのサイズにカットしたのかを記載していきます。まずは新品から。新品はカバー側面の長さが約18mmです。

そしてカットした運転席側のカバーは前後が約13mm、左右が約14mmでした。まぁこれぐらいは誤差だったり現車で合わせたほうがよさそうですね。

助手席側は側面をすべて切り落としたらおおよそいいサイズになりました。ただ、そのままだと前後方向が少し大きいので前後方向のみ少し追加でカットしています。

前後の直径は約80mm、左右の直径は約88mm

ちなみに車両側の寸法はといいますと、アッパーマウントは左右が約80mm、前後が約70mmでした。

車両側の穴のサイズは、左右が約112mm、前後が92mmでした。ちなみに鉄板の厚みも含めています。

私と同じように何かしらのカバーを付けようと考えている方の参考になればと。

少し話がそれてしまいましたが、加工したカバーを取り付けてみると以下のような状態になります。この状態で一晩放置してみましたが、カバーが外れてしまうことはありませんでした。

本当はもう少し形を整えたかったのですが、今回は時間がなかったので一旦はこの状態で完成としておきます。

実際に取り付けた状態で走行してみないと分からない部分もありますからね。もしかしたら走行中の振動や衝撃でカバーが外れる可能性もあると思うので。一応1~2週間後にもう1度カウルトップを取り外して確認する予定です。

※追記があります。続きはこちらから。

錆びているネジなどのタッチアップ

カバーが完成したので次は錆びているネジやナットにタッチアップして今以上錆が進行しないように対策しておきます。

まずはサビの確認から。左右のアッパーマウント部分のネジ・ナットです。ストラットを固定しているネジも1か所茶色く錆びていますね。

他にも下の画像の赤矢印のネジも少し錆びていましたのでこちらにもタッチアップしていきます。黄矢印も同じネジですが、今のところ問題ないもののそのうち錆びてくると思うのでこちらもタッチアップしておきます。反対側にもあるので、もちろんですが塗っておきます。

塗る前にサビや汚れを落とさなければいけないので、固めの歯ブラシを使用して水をかけながらガシガシと擦っていきます。本当はワイヤーブラシなどの方がいいかもしれませんが、場所が狭いのとボディを傷つけたくなかったので歯ブラシにしました。

洗った後はしっかりと乾燥させます。水分が残っていると塗料がしっかりと密着せずすぐに剝がれてしまいますからね。

使用するタッチペンはこちら。トヨタの202ブラックですね。磨く時は大変なヤツです。が、私は磨かないので関係ナシ!

本当はつや消し黒かサビ止めペイントにしようと思ったのですが、お店でタッチペンを手にもって振ってみたらカチカチと音がしなくて、粘度が高いようなベチャベチャと言う音がしたんですね。以前クリアのタッチペンを購入した事があるのですが、そのタッチペンがまさにそれで使用しようとしたら粘度が高くとても塗りにくかったんですね。

塗りにくいということには一切触れていませんが、以下がその時の記事です。

これは私の予想ですが、おそらく数年間売れずに在庫として置きっぱなしになっていたのではないかと。いくら未開封とはいえ数年間置きっぱなしにしてしまうと固まり始めてしまうのではないでしょうか。その経験を生かして、なるべくカチカチと音がして水のようなバシャバシャという音が聞こえるものを選びました。トヨタの202ブラックならある程度商品の回転率がよさそうで売れ残っている可能性は低そうですからね。ちなみにタッチペンの購入は以前のクリアと同じ店舗です。近所のホームセンターですね。

私のようなケースはあまりないとは思いますが、皆さんも購入の際は気を付けたほうがいいですよ~。

そしてタッチアップ後がこちら。

ちなみに車両中央の辺りにも1個このネジがあったのでこちらも塗っておきました。

ネジではありませんが、運転席側のアッパーマウントの真上にある赤丸の部分も茶色く錆びていたためこちらも塗っておきました。ネジではなくカシメているような感じでした。

とりえあずサビ対策はこれでいいでしょう。ストラットを固定しているボルトは錆びている1か所しか塗りませんでしたが、全箇所塗ってしまってもよかったかもしれませんね。こちらは今後も様子を見ていきたいと思います。

4.フロントガラスの撥水加工

ワイパーやカウルトップを取り外したことでフロントガラスの油膜取りや撥水加工の作業がやりやすくなったので、このタイミングで油膜取りと撥水加工をやっておきたいと思います。

カウルトップを取り外した時の画像を見ていただくとよくわかりますが、カウルトップで隠れていたところは砂汚れがヤバイことになっていますね・・・。カウルトップが装着されている時は隠れてしまう部分なのでキレイにしなくても問題ありませが、今回のようなタイミングじゃないとキレイにすることはないと思うのでついでにすっきりとキレイにしていきます。

といっても途中の説明は簡単にしますけどね。こんな感じで作業しましたよ~ってな感じで。油膜取りや撥水加工は今回の記事のメインではないので。

油膜取りに使用する道具は以下の通りです。

キイロビン、スポンジ、霧吹きですね。画像には写っていませんが、拭き上げ用のクロスも何枚か使用します。

フロントガラスの汚れをキレイに拭いてから、キイロビンで油膜や古いコーティング剤を取り除いていきます。

キイロビンの液剤がはじかなくなるまで擦っていきます。赤丸部分で確認できますね。

これをフロントガラス全面、ひらすら擦ります。カングーのように大きいと大変ですよね・・・。

全面完了!!

後はクロスを濡らして絞り、液剤が残らないように何度もクロスを洗ってガラスを拭いてを繰り返していきます。ふき取る際に油膜が完全に取れていない場所があった時は追加で擦っておきましょう。モールの隙間などに液剤が入り込んでしまうので隅は特に気を付けます。

拭き取りは念入りにしておきましょう。「もういいかな」と思ってから追加で1、2回はさらに拭いておきます。油膜取りの液剤がガラスに残っていると撥水加工がうまくできなくなりますからね。

使用する撥水剤はこちら。以前と同じものです。

フロントガラス前面に塗って10分程度放置して吹き上げたら完成です!

作業に夢中だった&他にやる事がたくさんあったので写真は撮っていません(笑)

5.カウルトップパネルのコーティング

カウルトップを取り外したので、このタイミングでカウルトップのコーティングをしておこうと思います。多少の色あせはありますが、まだそこまでひどくはないかなといった感じでした。しかし、せっかく取り外して作業がやりやすくなったのでこのタイミングでやっておいた方がいいですよね。

コーティング前の洗浄

ということで取り外したカウルトップパネルと左右のカバーです。上にあるウェザーストリップはゴムなので関係ありません。

アップでよく見てみると・・・

きたね~。こりゃヤバイ。まずはこのヤバすぎる砂をキレイに落としていきます。いきなりスポンジやクロスで擦ると砂をかみこんで傷が付いてしまうかもしれませんし、スポンジやクロスの中に砂が入り込んでしまうかもしれませんので、まずは水をかけながら軟らかい筆のようなもので優しくなでて砂をキレイにしていきます。

カウルトップとは別の部品に分かれているほうを先に綺麗にしてみました。かなりスッキリ!!

こんな感じで全体をキレイにしていきます。

キレイになりました!しかし水をかけて砂を落としただけで油汚れ等が残っていると思われるので、続いてカーシャンプーで全体を洗っていきます。

こんな感じで、

全体をゴシゴシ。

さらにシボの隙間やスポンジでは洗いにくい部分もキレイにするために筆で軽くたたき洗いをしていきます。

左右のカバーももちろん同様の作業をやっておきました!!

キレイになってとてもスッキリしました。ここでまたまた作業完了後の写真を撮り忘れました(笑)

そのまま放置してしっかりと乾燥させます。

クレ ルックス ブラック&ブライトでコーティング

いよいよコーティングをしていきます。今まではワコーズのスーパーハードを使用していましたが、未塗装樹脂用のコーティングは他メーカーでもいくつか気になるものがあったので、今回カウルトップにはクレの「ルックス ブラック&ブライト」を使用してみます。

ちなみにカウルトップのコーティングは室内で行いました。洗浄・乾燥までは屋外で行いましたが、この時点で外が暗くなり始めていたので室内へ移動。どちらにしてもコーティング施工後12時間は濡らしてはいけないので室内だとちょうどいいですね。

まずは裏面の使用方法をよく読んで施工の流れを覚えます。流れを簡単に説明すると、

  • キレイに洗う
  • 付属のクロスを濡らして硬く絞る(❹で使用)
  • 充分に乾燥させてからスポンジで塗り広げる
  • 塗布後すぐに❷で用意したクロスでふき取る
  • 施工後12時間は濡らさない

こういった製品の施工方法は大体同じですね。細かく変わってくると所といえば、❹の塗布後にどうするか。今回のブラック&ブライトは塗布後に濡らして絞ったクロスですぐ拭き取りますが、スーパーハードだと塗布後5分ほどおき、乾いたタオルで拭き上げます。

大事な所だと思うので間違えないようによく読んでおきましょう。

そしてここでまたしてもやってしまいました。施工に夢中になってしまい撮った写真は1枚だけ(笑)

カウルトップから外せる横に長い部品を先に施工してみました。施工すると黒さがかなり違いますね。自然な黒とまではいきませんが、不自然でもない感じです。スーパーハードの方がより自然な黒だった気がします。

液剤ののびはそこそこいい方でした。それほど苦労せずスムーズに施工完了できました。ただ、スーパーハードに比べると少しのびが悪い感じ。

施工翌日は1日中雨だったため、結局40時間ほどは室内で乾燥させました。

施工直後の写真は撮り忘れてしまいましたが、1週間後にアッパーマウントのカバーの様子を見るためにもう1度カウルトップを外したのでその際にパシャリ。どうでしょうか?個人的には満足。

後は耐久性がどうか。この点はまた追記していきたいですね。

6.外した部品を取り付けていく

すべてのやる事が終わったので元通り組付けていきます。

まずは当たり前ですが、アッパーマウントにカバーを取り付け~。

ブロアファンの所に貼り付けた紙を忘れずにとっておきます。

そしてカウルトップ本体の取り付けです。取り付けの際はフロントガラス側はあまり気にせずに、ワイパーアームを取り付けるボルトを所定の位置に収めるように真上からゆっくりと車両に乗せていきます。

この際にカウルトップ裏の白いクリップがフロントガラス下端に乗っかっている形になりますが、気にしなくても大丈夫です。

ワイパーのボルトの位置合わせが完了したら、カウルトップ裏の白いクリップの場所を上から押さえていきます。そうすると、パチンという音とともにカウルトップがフロントガラスと密着して取り付けられます。白いクリップの位置は以下の通りです。全部で6か所ですね。

無事に収まりました!

次に助手席側正面にある横に長い部品を取り付けますが、この部品はウェザーストリップがあると取り付けられないので取り外していない場合は、半分・もしくは完全に取り外しておきます。

個体差なのか分かりませんが、四角い部品の左右の寸法が結構きつかったです。傷つけないようにゆっくりとはめていきます。側面にこすれた後がありますね。

そしてこれも個体差か分かりませんが、1か所のツメが嵌りませんでした。かなり強く押してみましたが無理でした。破損してしまうのは嫌なので、少し浮いていますがこの状態にしておきます。まぁ外れることはないと思うのでいいでしょう。経年劣化によって部品が反っていたりするのかもしれませんね。

次はクリップを取り付けます。外す際は反時計回りに回して外しましたが、取り付けるときはある程度までは押し込んで取り付けて、押し込んでパチッという音が聞こえなくなったらネジを締めるように時計回りに回して締めこんでいきます。カウルトップを軽く持ち上げてみて動かなくなっていればOKです。

中央のナットは工具を使用しないと締められないと思うのでスパナかソケットレンチを使用して締めていきましょう。私はソケットレンチを使用しましたが、持ち手部分は使用せずにエクステンションのみを使用して締めました。理由は、締めすぎないようにするためです。すでにナットにヒビが入っていて破損寸前ですからね。

ウェザーストリップを中央に取り付けますが、助手席側正面の辺りに鉄板の合わせ目があり、ウェザーストリップにその合わせ目の跡があるのでそこを合わせるように取り付けると元の位置に戻せます。

次は左右のカバーです。

左右のカバーの取り付け方は、

  • 中央のワニ口
  • 1番上のツメ
  • 上から2番のツメ
  • 下2個は順不同

こんな感じで取り付けました。何も考えず適当な順番でも取り付けられるかと思いますが、今回は私が取り付けた方法を紹介していきます。

まずはボンネットを閉めて中央のワニ口を取り付けます。白いクリップのくびれ部分に合わせてワニ口を押し込むだけです。この際にすぐ上のツメは完全には取り付けませんが、取り付け場所の四角部分には合わせておきます。

次に1番上のツメをフェンダーへ差し込みます。カバーを少し曲げながら取り付けます。1番上のツメがフェンダー内に収まったら上から2番目のツメをグッと押し込んで固定します。私の場合は2番目のツメは何もしなくても1番上のツメを取り付けたら一緒に嵌っていました。

最後はボンネットを開けて、下2つのツメをグッと押し込んで嵌めたらカバーの取り付け完了!

あとはワイパーアームを取り付けるだけです。この際に左右のアームを間違えないように。目安になるのが、取り外す際にも触れましたがワイパーを立てられないほうが運転席側です。段差がある方ですね。

スプリングの力が強いので気を付けながらボルトへ嵌めていきます。取り付けの際の位置決めはフロントガラスにある三角マークで。ナットを閉めるとアーム全体が若干下へ動くので仮付けの際はほんの少し三角マークより上にしておきます。ここはお好みで。

ナットの締めすぎに注意しながらワイパーアームの取り付けが完了!!すべての作業が終わりました。

カウルトップ越しにアッパーマウントカバーを覗いてみました。

イイ感じです。後は実際に走らせてみて、外れないことを祈るのみ。

コーティングしたカウルトップを太陽光の下で撮ってみました。

少しわかりにくいかもですが、右側のゴム部分と比べると黒くなっていることが分かりますね。

カングーのカウルトップは奥まった所に装着されているのであまり目立ちませんが、グッと引き締まってイイ感じです。

これにて作業完了です。

7.1週間乗ったのでもう1度カウルトップパネルを外してみる

アッパーマウントカバーを取り付けた状態で約1週間乗ってみました。カバーの取り付け具合の確認と、カバー内部への水の侵入を確認したいためもう1度カウルトップを外します。

マウントカバーの確認

その前に、カウルトップ越しにマウントカバーを覗いてみましょう。

・・・おや??外れてる!!??

実はと言いますと、取り付け3日後にしてカバーが外れていたことは確認していました。取り付け1日後の時はしっかりとついており、2日後は未確認、3日後で外れたことを確認、という感じでした。・・・残念。ただ、外れはしたものの変な所に移動していなくてよかったです。

とりあえずカウルトップを外していきます。1度外してしまえばそれほど時間はかかりませんね。ちなみに20分ほどで外すことができました。追加の写真を撮りながらだったので、集中すれば10分ぐらいで外せそうです。

やはり運転席側のマウントカバーは外れていました。

助手席側は全く問題ありませんでした。カバーが浮いてくることもなく奥まで嵌っていました。

う~ん、どうしようかなぁ。助手席側のようにアッパーマウントサイズまでカットしてしまえば外れることはありませんが、運転席側はマウントの真上がメッシュになっているため水が直接かかりますし、砂も大量に積もってしまうのでできれば車両の穴まで塞いでおきたいんですよねぇ・・・。

とりあえずカバーの事は一旦保留にして、各ボルトのタッチアップをすることにしました。タッチアップしながら考えます。

各ボルトのタッチアップ

1週間前にカウルトップを取り外した際、すでに錆びているいくつかのボルトはタッチアップしましたが、今の所は錆びていない他のボルトもタッチアップすることにしました。

作業自体は各ボルトをキレイに拭いて後は1個ずつ塗っていくだけなので作業風景はスキップ!!

塗ったボルトは以下の場所です。左右のストラットの固定ボルトに加えて、ワイパーリンクの各ボルトや先週塗らなかったお椀型のワッシャーを使用しているボルトですね。

さらにオマケでヘッドライトの固定ボルトやヒューズボックス?の固定ボルトも塗っておきました。こちらはいつでも塗れるので今回やる必要はありませんでしたが、視界に入ったので塗っておきました。

耐水テスト

運転席側のマウントカバーをどうするのかしばらく悩みましたが、先に耐水テストをしてみることにしました。そもそもの目的が錆びないようにすることなので、現状で内部に水が侵入してしまうようだったら意味がありませんからね。

ということで水をかけていきますが、現状確認をしたところ、内部に水はナシ。写真に撮ったのは助手席側だけですが、運転席側も同じように水はありませんでした。

助手席側は元に戻して取り付ければいいのですが、運転席側は取り付けても数日で外れてしまうので、とりあえず耐水テストは中央のナット部分は取り付けせずにカバーを載せておくだけにしました。

そしてありえないぐらいの水をドバドバかけまくります(笑)

カバーや周りの水をある程度ふき取ってカバーを外してみると・・・

まずは運転席側!車両の穴を塞いでいるので全く水が侵入していないことが望ましいのですが、右下に若干の侵入アリ。そもそもカバーは真円で車両側の穴が楕円なのでフィットしないのは当然ですよね。

そして助手席側は・・・

中央のナット部分に全く水の侵入はありませんでした!スバラシイ!!ちなみにアッパーマウントとボディの穴の間には水が溜まります。撮影前にある程度水を拭き取ったので画像にはあまり溜まってないように見えますが、水をかけている時は水があふれている状態だったので内部に水が侵入してもおかしくない状態でした。

にもかかわらず内部に水が侵入していないのはスゴイですね。これは意外でした。

以上の耐水テストから、運転席側のマウントカバーは助手席側と同じ形状にすることにしました。これは確定ではなく、次の対策が見つかるまでの暫定の対策とするつもりです。

運転席側のマウントカバーの加工

それでは運転席側のマウントカバーも加工していきます。といっても助手席側と同じ形にするだけなので特に記載することはありませんね。詳しい形状長さについては「外れてしまうカバーを加工する」をご覧になってください。

ということでカット完了!

すぐに取り付けてみると・・・

なんと隙間があるではありませんか!!これはおそらくマウントカバーの保管状況によって変な癖がついてしまっているのではないでしょうか。う~ん、困った。

とりあえず、今回のマウントカバーは暫定ですし、助手席側は直接雨がかかる場所ではないので隙間のできるこのマウントカバーは助手席側で使用して、耐水テストで内部に水が全く侵入しなかったマウントカバーを運転席側で使用することにしました。

幸いマウントカバーに刻印があり、「19」が助手席側、「20」が運転席側、と見た目で判別できるのでラッキーでした。

ということで車両に装着!!

全体が見える位置から。

この距離から見るとバッチリ対策できているように見えますね。

他にやる事はないのでパパっと元に戻して完了です。

マウントカバーについては今回の対策で終わるつもりはなく、他のカバーでいいものがないか物色していくつもりです。途中経過も見ていきたいですからね。中央のナット・ボルト部分が錆びなければいいのであれば今回の対策で十分ですね。

もしも「このカバーがバッチリですよ~」みたいなものがあればぜひコメントで教えてほしいです。

ちなみに冒頭で紹介した以下の隙間から、手や腕が小さい・細い方でしたらマウントカバーの着脱が可能です。私は可能でした。