つい最近私のカングーで、フロントストラット上部にあるアッパーマウントのネジやナット部分が錆びてしまうので、錆びないようにタッチペンで防錆してさらにカバーを取り付けて内部に水が入らないように対策しました。
今回はそのトゥインゴ3バージョンです。
少し詳しく説明しますと、トゥインゴはボンネット内にフロントストラットの取り付け部分があります。そのストラット上部にアッパーマウントを固定しているネジ・ナットがありますが、特にカバーがあるわけでもなくネジ・ナットはむき出しになっています。その為、雨が降ったり洗車をするとアッパーマウント内部やネジ内部に水が溜まるんですね。そしてその溜まった水をそのまま放置していくとどんどん錆びていくわけです。

このネジが錆びてしまうと、アッパーマウントを交換する時などの作業が大変になってしまいます。オーナーが作業するわけではないのであまり関係ありませんが、個人的に錆が嫌でとても気になることと、作業していただくメカニックの方の負担を減らす意味でも錆びないように対策していこうと思ったわけです。
ちなみにカングー2はボンネットを開けて、さらにカウルトップを外さなければフロントストラットの取り付け部分にアクセスできません。カングー2に関しては以前の記事で詳しく説明していますので、興味のある方はそちらも目を通していただけると嬉しいです。
1.まずはサビの確認
とりあえず現在のサビの確認しなければ何も始まらないので現状の確認をしていきましょう。
ということでボンネットを開けますが、トゥインゴ3のボンネットの開け方はかなり特殊です。開け方を知っていないとほぼ不可能だと思います。以前バッテリーの交換をした際に、ボンネットの開け方を詳しく説明していますので詳しく知りたい方、開け方が分からない方は以下の記事をご覧になってください。
ということでボンネットを開けてアッパーマウントのネジ部分を見てみます。下の画像の1枚目が運転席側、2枚目が助手席側です。


どちらも奥まった所にあるため少々見にくいです。もう少しアップで見てみます。


運転席側はちょうど陰で見にくくなってしまい、さらにピンボケで申し訳ないのですが、助手席側とほぼ同じ状態だと思って頂いて問題ありません。
助手席側をアップで!

うん、バッチリ錆びてますね。思っていたよりもひどかったです。約3年でこの状態か・・・。
ここで一つ問題が。私のカングー2とは違いボンネットを開けるだけで状態の確認ができた所まではいいのですが、思っていた以上に奥まった所で作業がやりにくかったんですね。特に運転席側はワイパーのリンクやハーネスがかなり邪魔でした。
試しにカバーを取り付けてみましたが、取り付けるだけでもかなり大変でした。今回の目的はカバーの取り付けの他に錆びているネジのタッチアップがあります。正直運転席側はこのスペースでは不可能でした。
どうしようか悩みましたが、カウルトップを外して作業することにしました。
2.カウルトップの外し方
カウルトップを外す前にボンネットを外しましょう。ボンネットは外さなくても作業はできますが、非常に邪魔で作業がやりにくく、傷をつけてしまう可能性があるためです。幸いトゥインゴ3のボンネットはボルト2本で固定されているだけなので取り外しがとても簡単です。
使用する工具
今回使用する工具です。

- T-20のトルクスドライバー
- ラチェットハンドル
- エクステンション(何種類かあると安心)
- 10mmのソケット
- 5/8のソケット
- マイナスドライバー
- 内張はがし(無くてもいい)
トルクスやソケットのアップです。

私が使用したエクステンションは150mmと250mm。

ボンネットの外し方
ひとつ前の項目で、ボンネットの開け方はバッテリー交換の記事内で詳しく説明していますと言いましたが、ボンネットの取り外し方も詳しく記事にしていますのでそちらをご覧になっていただけると分かりやすいかと思います。
今回の記事では簡単に説明していきます。
ボンネットを外すためにやる事は2つだけです。
- ウォッシャーホースを外す(下の画像の黄丸)
- 2本の10mmのボルトを外す(下の画像の赤丸2個)

ちなみにこちらの画像はバッテリー交換の記事で使用した画像を再使用させていただきました。バッテリーが純正なのはそのためです。
ボルトとウォッシャーホースを外したら、ボンネットはフリーになるので傷をつけないようにゆっくりと持ち上げて邪魔にならない所に置いておきましょう。
カウルトップパネルの外し方
ボンネットを外せたらカウルトップを外します。カウルトップを外すためにやる事は5つ。
- 左右のワイパーアームを外す
- カウルトップの左右のカバーを外す
- ウェザーストリップを外す
- ウェザーストリップ横の黒い発泡スチロールを外す
- カウルトップを固定している左右のクリップを外す
思っていたより簡単でした。では順番に説明していきます。
ワイパーアームを外す
まずはワイパーアームを外します。外す前にワイパーの位置を確認しておきましょう。
今回作業した車両は、ワイパー先端に白い「・・・」があったため取り付ける際はこの印に合わせると位置がズレずに済みます。もちろん運転席側、助手席側の両方にありました。

もしも印がなかった場合はマスキングテープ等を貼って、外す前の位置を分かるようにしておきましょう。
アームの固定ナットのサイズは5/8です。ミリではなくインチになりますので注意。

ボルトを少し緩めたらアームをしっかり持って色々な方向へゆすって固着を剥がしましょう。この際ナットを完全に外してしまうと、固着が剥がれた時に勢い余って後ろへ倒れてしまうかもしれないので最低でも2~3周はナットをかけておきましょう。固着さえ剥がすことができればそんなに難しい事ではありません。
カウルトップの左右のカバーを外す
次は左右のカバーを外します。このカバーは部品全体がゴムでできており、取り付けのフックもゴムになっています。
まずは外した状態の部品を見てみましょう。左側はフックの位置が分かるように裏返しています。赤丸3か所のフックと緑丸のクリップで固定されています。正確には黄丸にもフックがありますが、黄丸のフックは固定というよりは先端が浮いてこないように押さえているだけだと思うので意識する必要はないと思います。

アップで!

では実際に外していきます。まず最初にクリップを外しましょう。クリップはカウルトップ左右にそれぞれ2個ずつあります。カバーを取り外すためには下の画像の赤丸部分を外します。が、後にカウルトップを外す際に黄丸のクリップも外す必要があるため、このタイミングで同時に外してしまったほうがいいと思います。同じクリップが使用されています。ここはお好みで。

ちなみに、今回はカウルトップを外した後に、さらにカウルトップの土台部分になる部品も外しました。正式名称は分かりませんが、この部品を以降はカウルトップベースと呼ぶことにします。このカウルトップベースを外す際に緑丸のネジを外す必要があります。私はこのタイミングで全て外してしまいました。こちらもお好みで。
クリップの外し方は、マイナスドライバーのような先端の平べったいもので抉ってクリップの頭を浮かせて外すのですが、ここで一つ注意点があります。工具を差し込む場所です。とても分かりにくいのですが、クリップの頭部分を横からよく見ると2枚あるんですね。先端の部品と土台の部品。その真ん中に工具を入れて抉る事。先端を浮かせるとこんな感じになります。

この事に気づかず土台の下からグイグイ抉ってしまうとクリップやカウルトップ、左右のカバーを破損させてしまう可能性があります。気を付けましょう。
このクリップでもう一つ注意したほうがいいことがあります。それは先端を浮かせる長さです。上の画像まで浮かせればクリップを外せますが、結構引っ張らないとあの位置まで引っ張り出せません。しかもその手前で1度止まるんですね。私の場合は下の画像の位置で先端が止まったのでこの位置でいいのかなと思ってしまいました。
しかし、クリップを持ってグリグリと引っ張っても外れる感触がなかったのですぐに手を止めて、土台部分をマイナスドライバーで押さえてクリップの先端を手でグッと引っ張ってみたら上の画像の位置までパチンと引き出せたではありませんか。この位置まで引き出せたらあとはクリップを土台さら引き抜くだけです。無理に外そうとしなくてヨカッタ~。

さて、クリップを外したらあとは左右のカバーを引っ張るだけですが、ここでも注意点があります。それは、力任せに引っ張るとカバーに変な跡が付いてしまい元に戻した時にフロントガラスに微妙な隙間ができてしまいます。それを防ぐには、内張はがし等を使ってフックの真横で外す方向に力を入れることです。外したい一つ一つのフックを手で持って引っ張っていくイメージだと分かりやすいかな?実際にフックを持てるかは別として。
横着して、クリップが付いていた部分をもって3か所のフックを無理やり外すとそうなります。ええ、私は片側やってしまいましたよ。みなさんはそうならないように気をつけて・・・。

まずは一番下のフックから。ここは外しやすいと思うのでそれほど問題ありませんね。
真ん中のフックが1番曲者だった気がします。少し引っ張って隙間を作って、内張剝がし等でフックを外します。
1番上のフックも真ん中と同じように無理な力を加えないように外していきます。
外れました!汚い!!

ウェザーストリップを外す
ウェザーストリップは引っ張るだけで簡単に外れます。特に力は必要ありません。
なので特に説明することもありません(笑)

ウェザーストリップ横の発泡スチロールを外す
ウェザーストリップの左右に下の画像のように黒い発泡スチロールが取り付けられています。この発泡スチロールも引っ張るだけで外れます。
こちらも特に説明することはありません(笑)


カウルトップを固定している左右のクリップを外す
カウルトップ左右のクリップを外していない場合は外しましょう。下の画像の黄丸のクリップです。

クリップの外し方は少し前の左右のカバーの外し方の項目で説明したのでスキップ!
カウルトップを外す
ここまできたらカウルトップを外していきます。カウルトップの外し方ですが、下の画像の赤丸辺りを持ち上げ、手前へ引いていきます。この時、一気に力を入れて外すのではなく、グッと2~3回に分けて力を入れていく感じです。うまくいくと「パチン」というフロントガラスに固定しているクリップの外れる音がします。

この際の注意点は、フロントガラス側(上の画像の黄丸)は無理に力を入れて持ち上げないことですね。無理な力を入れるとクリップが破損してしまいます。
うまく上の画像のように外れたら、中央➡運転席側の順で同じような感じでカウルトップを手前へ引っ張っていくと意外とすんなりとクリップが外れてくれます。
外れました!!

外したカウルトップと左右のカバーです。

カウルトップの裏側です。

フロントガラスと固定しているクリップのアップです。


無理やり持ち上げて外そうとすると破損してしまいそうなのが分かりますね。
カウルトップを外した車両側です。

まだこの状態だとカウルトップベースが邪魔で目的の場所にアクセスしにくいので次はカウルトップベースを外していきます。
カウルトップベースを外す
カウルトップベースはネジ6本で固定されているだけなので取り外しは簡単です。まずは左右のネジを外します。クリップを外す際にすでに外している場合はスキップしてください。
左右のネジは下の画像の緑丸です。サイズはトルクスのT-20です。


残りの4本はカウルトップ内にあります。下の画像の赤丸部分です。ネジのサイズは10mmでした。右から2番目のネジは開口部が狭く奥まっているため、エクステンションがないと外すのは難しいですね。ネジを緩めたらあとはワイパーの固定ボルトに気を付けながら引っ張って外すだけです。外す際にカウルトップベース裏のゴムがボディに張り付いていたため少し力が要りました。

外れました!赤丸のボルトは少し前でも触れたとおりスペースが狭くてネジを取りにくいので、完全に緩めたら無理に回収しようとせず下の画像のようにカウルトップベースを取り外してからネジを回収したほうが下に落とすなどのミスをしなくて済みます。マグネット式のソケットなら別ですが。

3.タッチアップ・カウルトップの掃除
カウルトップベースが外れたことで運転席側のストラットの固定ボルト周辺へのアクセスがかなり楽になりました。それでもワイパーリンクやハーネスが邪魔ですが、何とか作業する空間は確保できたので掃除して各ボルトをタッチアップしていきたいと思います。
錆びているネジのタッチアップ
カウルトップベースがなくなってストラット上部が明るくなった気がするのでもう1度写真をパシャリ。


運転席側ストラット上部のサビが気になります・・・。カウルトップベースを固定していたボルト穴ですね。これだけ錆びているということは、この場所に水が流れて溜まっているということですよね。何か対策したほうがいいのかなぁ。

それでは汚れている各ボルト周辺を掃除していくのですが掃除の様子は紹介してもしょうがないのでスキップして、いきなりタッチアップ完了後です。まずはアッパーマウント周辺です。アッパーマウント上部のネジ部分のサビとストラットの固定ボルト以外にも錆びているボルトが結構たくさんあったのでついでにタッチアップしておきました。赤丸が今回タッチアップした場所になります。


ストラット周辺以外はこちら。本当は現状錆びていないボルトも手の届く範囲ならすべてタッチアップしておきたかったのですが、タッチペンの中身が減ってきて少し固まりかけてきたため最小限にしておきました。今後またここまでばらす機会があればタッチアップしておきたいですね。


少し話は反れますが、タッチアップしている時に気になったことが一つ・・・。

こちらはカウルトップベースを固定している左右のT-20のネジの受けになる部分なのですが、強く締めすぎて折れてるし!!というかこんな細いプラスチップの部品にクリップナットを使用することがちょっと考えられないというか・・・。突っ込みドコロ満載です。さすがルノー(笑)
カウルトップベースなんて日本に入ってきてからルノージャポンやディーラーで外してないと思うので、ネジの締めすぎの犯人は車両を組み立てているスロベニアの工場の作業者か?(日本へ正規輸入されているトゥインゴはスロベニア製らしいです)
ちなみに上の画像は助手席側ですが、運転席側も同じような感じでした。運転席側の方がまだちょっとマシなぐらい。保証期間内なら新品に交換してくれないかなぁ・・・。
さらに余談ですが、スロベニアはオーストラリアの南にあります。どうでもいい情報でした(笑)
他に忘れてはいけないのが、カウルトップベースを固定していた10mmのボルトのサビです。錆びている状態のボルトの写真を撮り忘れてしまったのですが、4本とも結構錆びていました。カウルトップベースを取り外す際の画像を拡大して見ていただくと分かります。こちらも忘れずにタッチアップしていきます。

今更ですが、タッチアップに使用したタッチペンはトヨタの202ブラックです。これには理由があるのですが、詳細はカングーのサビ対策の時に記載しています。大した内容ではありませんが、興味のある方はそちらをご覧になってみてください。
カウルトップの清掃
外した時の画像ですでにお気づきかと思いますが、カウルトップ、カウルトップベースの汚れがスゴイことになっています。


アップで見るとこんな感じに。

きたなっ!
こちらを水洗いしていきます。カングーの時はコーティングもしたのでカーシャンプーで洗いましたが、今回コーティングはしないので水洗いのみです。
キレイになりました!


車両に取り付けると見えなくなる部分なのであまり意味がありませんが、キレイになると気分がいいですね。
4.ストラット上部のネジのサビ対策
対策に使用する部品
いよいよ本来の目的であるストラット上部のネジ部分のサビ対策をしていきます。今回用意したものはこちら。

部品番号は「41724-63J00」スズキの純正部品です。かなり昔からいくつかの車種で使用しているようです。
開封してみます。




車両のアッパーマウントを固定しているナットに嵌めて取り付けるわけですね。
トゥインゴへ取り付け
こちらをトゥインゴに取り付けてみると・・・

う~ん、ちょっと無理がありますね。一時的に取り付けられるものの、しばらくするとポコッと外れてしまいます。トゥインゴのナットはかなり奥に引っ込んでいるからですね。まぁカングーで取り付けられなかったので、トゥインゴのアッパーマウント部を見た時は取り付けるまでもなく「あ、無理だな」って分かってましたけどね。
ということで、そのままで取り付けられないのであれば加工してしまえ!ということでカットしていきます。
カバーの側面の部分が要らないと思ったので潔くカット!!


そして取り付け!!

どうでしょう?イイ感じではないでしょうか?
ちなみに横から見ると・・・

ボディ側のふくらみに合わせてうまくカットできればキレイにフィットさせることが出来そうですね。
防水テスト
そこそこキレイに取り付けできたので、次は防水テストをしてみたいと思います。カバーを取り付けた状態でありえないぐらいの水をドバドバとかけます(笑)

水をかけた後にカバーを外してみると・・・


カバー裏に水が付いているのはしょうがないですね。肝心のナットやネジ部分にはもちろん水はかかっていません!さらにナット周辺にも入っていないようです。スバラシイ!!
カバー周辺から勢いよく水をかければナット周辺に水が浸入すると思いますが、自然の雨や洗車でそんなことはまずないと思うので対策としては成功ではないでしょうか!?
運転席側はスペースが狭かったり色々な部品があるので防水テストは止めておきました。助手席側で問題なければおそらく大丈夫でしょう!この後運転席側で使用するカバーもカットしておきました。
5.外した部品の組付け
すべてのやる事が終わったので外した部品を組付けていきます。
今回の対策とは関係ありませんが、まずはフロントガラスをキレイに拭いておきました。カウルトップで隠れていたところに砂がかなり溜まっていましたからね。

そして今回の目的であるカバーを忘れずに!!


次にカウルトップベースを取り付けますが、右から2番目のボルトはベースを取り付けてからだと大変なので、あらかじめボルト穴にセットしておきます。

この状態でカウルトップベースを車両へ取り付けますが、完全に取り付けてしまうとボルト穴からボルトが外れて落ちてしまうかもしれないので、ベースを完全に取り付ける少し手前でボルトを何周か回してネジ山にかませておくと安心です。

ソケットで4本のボルトを締めていきますが、ベース裏にゴムがあるためボルトをある程度締めると感触が重くなります。そこからもしっかりと締めていきます。
ちなみにボルトをしっかりと締めこんでも4本とも塗装は剥がれませんでした。もしも剥がれてしまったらその部分だけタッチアップしておきましょう。

そして左右のT-20のネジを締めますが、ここはかなり慎重に締めていきました。

締める際は真横からクリップナットを見て、カウルトップベースとクリップナットが接触したらすぐに締めるのをやめました。念のためカウルトップベースが動かないか手で上下に動かして確認してみましたが全く動かず。これぐらいで問題ないでしょう。
ベースの取り付けが完了したのでカウルトップを取り付けていきます。まずはワイパーアームの取り付けボルトの位置を合わせてカウルトップをベースへ載せます。この際フロントガラスとの固定クリップは特に嵌めなくても大丈夫です。文字通り載せるだけ。

載せた後は各クリップの位置を軽く押してしっかりとはめていきます。「パチン」という音が聞こえてくれると分かりやすいのですが、この車両は音がしたりしなかったりでした。しっかりと嵌っているかの確認はフロントガラスとカウルトップの隙間、カウルトップ左右に取り付けるクリップの所の受けになる部品とのすき間を見て判断しましょう。
カウルトップの取り付けが終わったら、左右のクリップ、左右の発泡スチロールを取り付けます。


どちらも難しいことはなく嵌めていくだけ。
次はウェザーストリップです。こちらも嵌っているだけなので上から押し込んでいくだけです。左右の発泡スチロールを取り付けていれば左右の位置はほぼ決まると思います。ウェザーストリップ自体にもクセが付いているのでそのクセとカウルトップの形状を合わせていけば問題ありませんね。

残るは左右のカバーとワイパーアームのみ。どちらからでも問題ありませんが、今回はワイパーアームから取り付けます。
運転席側と助手席側のワイパーアームを間違えないように取り付けます。ワイパーブレードの長さやアームの根元側の形状が違うのでそのあたりで判断しましょう。

取り付け位置はワイパーブレード先端の白い「・・・」に合わせます。「・・・」の少し上にワイパーブレードがくるようにします。ナットを本締めするとちょうど真上ぐらいになる計算です。ナットの締めすぎに注意しましょう。

私のやり方を詳しく説明しますと、まずエクステンションにソケットレンチを取り付けておきます。ハンドル部分はまだ取り付けません。ワイパーアームの位置を決めたら、手で回して外れない程度にナットを締めます。この後にエクステンションに取り付けたソケットレンチで締める方向に力を軽く入れておき、ワイパーを立てる際に支点となる場所を手の腹の部分でグッと押し込みます。そうすると支点部分を押し込んだ瞬間ナットが少し締まると思います。これをナットが回らなくなるまで繰り返していきます。この際まだハンドル部分は使用せず、エクステンションを手で回している状態です。
力を入れないとエクステンションが回せなくなるまでナットを締めたら、後はハンドルを取り付けて1/4~1/2周程ナットを本締めすれば十分です。手で回した際の強さによって最後の締めこむ量は変わります。そこは感覚になりますけどね。
もちろん左右とも同じ方法で取り付けていきます。
カウルトップの左右のカバーの取り付けもとても簡単で、ツメの位置を合わせたらグッと押し込むだけ。

ツメ3か所を押し込むようにしてしっかりと奥まで取り付けましょう。
クリップを忘れずに!

1か所注意したほうがいい場所が、カバー上端です。カバーを外した状態で上端を見ると以下のようになっています。

上の爪がフェンダー内に、下のツメはフロントガラス裏に引っ掛かるようになっています。
車両側でいうと以下の位置ですね。

カバーを取り付けた後、下の画像のようにしっかりと取り付けできているか確認しましょう。

後はボンネットを取り付けたら完成です。ボンネットの取り付けの際の注意点は、ストラップ先端にボルトが付いているので、低い位置からボンネットを載せようとするとフロントバンパーやフロントグリルをボルトで傷つけてしまう可能性があるぐらいですね。そのため、ボンネットを車両に乗せる際は少し大袈裟なぐらい上から載せたほうが安全です。
ボルトをボンネット裏にマスキングテープなどで固定しておくのもいいかと。フェンダーやフロントグリルに毛布を載せたりマスキングをしておいた方がより安全ですね。
ウォッシャーホースの取り付けも忘れずに!
ボンネットを閉じる前にアッパーマウントに取り付けたカバーをもう1度見てみます。


イイ感じです。知らない人が見たら「純正?」って思うでしょう。カバーを外して切り口を見たらDIY丸出しですけどね(笑)
6.台風通過後の防水チェック
マウンドカバーを取り付けた数日後に台風が通りすぎました。通過後の翌日に車両のチェックをできるタイミングがあったのでネジ部分への防水チェックをしてみます。
チェックするだけなので今回はボンネットは取り外しませんでした。
まずは遠くからパシャリ。


カバーやボルト周辺が濡れていますね。1日中雨が降ったのでたっぷりと雨がかかったことでしょう。ってかトゥインゴって雨が降るとバッテリーがこんなにずぶ濡れになるんですね。

こんなにずぶ濡れで大丈夫なのかな?・・・でもトラックってバッテリーが外にむき出しでしたね。じゃあ問題ないってことですよね。
さぁ中はどうなっている??ボンネットを外していないので助手席側のみ見ていきます。
カバー裏を見ると結構濡れていますね。特に気になるのが、中央のナットに取り付ける出っ張った部分にも水が付いていること。下の画像1枚目の赤丸の所ですね。この場所に水が付いているということは、内部に水が入ったということですよね?それか、カバーを取り外す時に周りの雨水に当たってしまったという可能性もあるかも・・・。


ここで一つ少残念な事が。今回雨上がりの防水チェックをしたところ、左右ともカバーがナットから外れていました。カバーを外そうとして触ったら何の抵抗もなくスルッと取れました。おそらくトゥインゴのナットは奥まった所にあるためガッチリと嵌っていなかったためだと思われます。
しかし1日中降った雨でも内部への侵入はなかったため、カバーが何もないよりかはだいぶマシだと思います。ただ、雨が降っている時は車に乗っていないらしいので、雨の中車に乗ると振動や衝撃でカバーが一瞬浮いてそのタイミングで内部に水が浸入する可能性がありますね。
どちらにしても錆びていたネジの先端部分が濡れることはなさそうなので効果はあると思います。
個人的に納得できていないので、他の方法で対策できないか考え中です。
7.他の対策
ということで他の案をいくつか考えてみました。結果のみを知りたい方はこちらへ。ボツになった対策も見てみたいという方はそのまま読み進めてください。他車種への流用などのヒントになれば嬉しいですね。
対策その2~ナットを追加してカバーの取り付け
対策その2は、ストラット上部のネジ部分にナットを追加して取り付け、その追加したナットにマウントカバーを取り付ける作戦です。トゥインゴのアッパーマウントの固定ナットはかなり奥まった所にあるため、スズキ純正のマウントカバーでは長さが足りず、時間が経過すると外れてしまいました。
下の写真でナットが結構奥にあるのが分かりますね。※タッチペンを塗る前のサビた状態の方が分かりやすかったので錆びている写真を使用しています。

購入したナットはこちら。サイズはM12、ピッチは1.25でした。


ノギスなどでネジ部分の径を測ればナットのサイズは分かりますが、ピッチは分からなかったので2種類のナットを購入してみました。もう一つのナットはピッチが1.5です。ピッチゲージを購入してもよかったかなと思いましたが、トゥインゴのストラット上部のネジ部分は奥まった場所にあるため使用できるか微妙だったので今回は購入しませんでした。

このナットをストラットのネジ部分に取り付け!よし!ピッタリ!!

これでカバーを取り付ければ完璧だ・・・という風にすんなりとはいきませんでした。どう頑張ってもカバーが取り付けられず・・・。どういうことかと言いますと、下の画像をよく見ていただくと分かりますが、ナットの右側の隙間が狭いのが分かると思います。反対に左側の隙間は広くなっていますよね?

ようするに車両の穴に対してストラットのネジ部分が中央になく右側に寄っているんですね。右側に寄っているため、マウントカバーを取り付けられませんでした。
車両の隙間よりもマウントカバーの取り付け部の厚みの方が厚い為、入っていかないんですね。

ナットのかさ上げ作戦は、思いついた時はこれなら完璧だ!と思っていただけにとても残念でした。
ちなみにマウントカバーにナットはバッチリ取り付けられます。さらに悔しい・・・。

対策その3~パイプキャップで穴を塞ぐ
次の対策はパイプラックなどで使用するパイプキャップで車両の穴をふさぐ作戦です。



簡単に言うと脚ゴムですね。パイプラックの脚部分に被せるヤツです。楽天の以下のショップで購入しましたが、近所のホームセンターでも売ってました。1個327円だったので店舗の方が安かったんですよね。送料もかからないし。ちなみに使用するのは左側のみです。右側の茶色のキャップは使用しません。

トゥインゴのアッパーマウント部の穴径を測ってみると、約32.60mmでした。まっすぐ正確に測れていないのでおおよその参考に。

購入したパイプキャップの外径は、1番細い先端で31.30mm、ちょうど真ん中ぐらいで33.30mmでした。


このパイプキャップを車両の穴へスポッと!

面白いぐらいピッタリ(爆)見た目がちょっとカッコ悪い気もしますが、内部に水を侵入させないならこれがベストアンサーかも。
ちなみにナット周辺を見ると、謎の黒い突起があります。下の画像の赤丸で確認できます。暗くて申し訳ないですが。

これは何だろうと思ってピンセットで触ってみたところ、フニャフニャしていたので素材はゴムだと思われます。パイプキャップを取り付けるとこのゴムに接触してしまいますが、軟らかいゴムなのでそれほど影響はないかなと思っています。パイプキャップを取り付ける際はパイプキャップを回しながら押し込んでいくと奥までしっかりとはめ込むことができます。その際に赤丸の突起が接触して動いた感触があったので問題ないでしょう。
パイプキャップをカットして接触しないようにするという対策もできますが、かなりカットしなければいけません。そうするとパイプキャップが振動や衝撃などで万が一外れた際にどこかへ転がってしまうので個人的にはカットしたくないなと。このあたりは好きな方法で取り付ければいいと思います。
対策その4~マウントカバーへパイプキャップ取り付け~
最後の対策案は、最初に使用したマウントカバーに、直前で使用したパイプキャップを加工して取り付けるというもの。
パイプキャップはマウントカバーにピッタリ取り付けられるんですね。かなりガッチリ嵌るので勝手に外れる心配は皆無です。このパイプキャップを半分ぐらいにカットして、上下逆に取り付ければパイプキャップとマウントカバーのいいとこどりをしたカバーが出来上がるのでは?という魂胆です。

パイプキャップ単体でも完璧なぐらいの対策になりましたが、さらに見た目も美しくしようというのがこの対策の狙いです(笑)
ということで潔くカット!(笑)

マウントカバーに取り付けて外径を測定。まだこれだと大きいですね。

とりあえず車両へ取り付け。中央からズレておりピンボケで申し訳ないですが(笑)まだかなり浮いていますね。ただ、パイプキャップで車両の穴を塞いでいるのでこの状態でもアッパーマウント部への水の侵入はないと思います。後は見た目だけ。もしもカットしていないマウントカバーがあるならちょうどいいかもしれないですね。

ということで少しカットして車両へ取り付けて・・・を3~4回は繰り返しましたかね。作業自体はパイプキャップをニッパーで切っていくだけなので簡単です。切り落とす量だけ気を付けます。
ということで完成系がこちら。


車両へ取り付けると・・・

イイ感じ!!もう2~3ミリは追い込めるかな?
8.結論
個人的ですが結論が出ました。
マウントカバー+パイプキャップが見た目も防水もベストでした。

ただ、私の場合は色々と試した際にマウントカバーを使用したため、マウントカバー+パイプキャップとしましたが、完全に見た目だけなので加工の手間とコスパを考えればパイプキャップ単体で十分機能します。店頭で購入すれば当たり前ですが送料はかかりませんし、値段は2個購入しても654円で済みます。そして無加工でポン付け可能。さらに取り付けも簡単。
マウントカバーを使用する場合は運転席側は結構苦労します。ハーネスがかなり邪魔で無理やり取り付けるとハーネスを痛める可能性も。取り付け後に様子を見るためにカウルトップを着脱したいとは思いませんね。
今回の車両のようにサビたネジ部分のタッチアップも同時に対策するため、カウルトップベースを取り外すのであればちょうどいいかもしれませんけどね。
今回対策したトゥインゴも、今後もしかしたらパイプキャップ単体にするかもしれません。このあたりは今後も様子を見ていきます。